新連載(4)
ボールなんぞ、しっかり見る必要はない

情報はほとんどが視覚から入ってきます。目標に対して構えたら、アドレスの状態で2秒以上目標を凝視しましょう。
そして目標をはっきりと頭に焼きつけ、目線をボールに戻した後も意識は目標に置いておくようにします。
視線はボール、意識は目標と、目線とイメージを分離するわけです。目線をボールに戻してきても頭の中のイメージは100%、目標を描いた状態に保っておくのです。これはトレーニングを重ねれば誰でも必ずできるようになります。
アドレスの状態で2秒以上目標を見つめて目線をボールに戻したとき、ボールをジーッと凝視してはいけません。「ボールをよく見て」「ボールから目を離してはいけない」と言われていると思うのですが、ボールを凝視すると目標に対する意識が消えてしまいます。

気持ちは目標にくぎ付けだ



ボールはぼんやりと見てください。そして意識は目標に残しておくのです。そうすればスイングも自然に違ってきます。ボールをジーッと見つめてスイングするとボールを打ちにいって体重が後ろに下がって明治の大砲になるのですが、意識を目標に置いてスイングするとそれだけで振り抜きがよくなり、左足でフィニッシュが取れるようになり、間違いなくヘッドスピードはアップします。
みなさんは恐らく地面のボールに向かってスイングしようとしていると思うのです。それを目標に向かってスイングするのだと意識を変えれば、それだけで体の動きも違ってきてクラブが振りぬけるようになります。


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