新連載(23)
上体の捻りが大きくなれば鋭く振り切れるようになる
壁を背にして胸の前で両手のひらを広げたら、そのまま体をひねって手のひらを後ろの壁につけてみてください。顔を前に向けたまま、左右のひざもできるだけ前に向けておいて、両足のかかともっけたままベタ足の状態で体をひねってみるのです。
右に体をひねるとき、体と一緒に顔まで後ろに向けて、左足かかとを上げると体はいくらでも回るので手のひらを後ろの壁につけることは誰でも簡単にできます。だけども顔を前に向けたまま、ひざも前に向けておいてペた足の状態では両手のひらを後ろの壁につけることは容易ではないと思います。

下半身を固めて上体を回すトレーニングを
しかし1日3分ぐらいでもいいから毎日続けてやっていると体は柔らかくなってくるので、だんだんねじれてきます。初めは手のひらが壁につかなかった人でも3カ月も続けていると、背中の真後ろの壁に手のひらがつくようになります。
そうしたら今度は重いバットやアイアンを3本持って、バックスインクでもフォロースルーでも顔を前に向けたまま、下半身をあまり動かさずに素振りをしてみましょう。最初は肩が半分も回らない(ねじれない)人でも毎日根気よく続ていると、下半身をあまり動かさなくても左肩は右足のほうまで入ってくるようになります。
実際にスイングするときも同じように顔はできるだけ前に向けておいて、ひざもあまり動かさずに体をひねりたいのです。それができるようになればクラブがよく振り切れるので飛距離も伸びてきます。

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