一人でやれるコンペ必勝法第二十四話

リボン付けスイングプレーン クリティカルサークルで

正しいスイング面をチェックできる

ビデオより簡単

 ゴルフスイングの中でクラブシャフトを見たときにどんな動きをしているのだろうか。正面から見たときトップからフィニッシュまでの間にシャフトは、実に540度以上動くこととなる。トップオフスイングでクラブシャフトが地面と平行にから、インパクトまでは約270度。 インパクトからフィニッシュまでの約270度の合計540度となる。

 プロの中でも独特のゴルフスイングがいろいろある中で、インパクトを中心とした左右180度、合計360度に関してはクラブシャフトの動きが似通っている。この360度のクラブシャフトの動きをクリティカルサークルと呼ぶ。バックスイングでクラブヘッドを外側にあげるジム・フュリークや内側にあげるレイモン・フロイドもクリティカルサークル内でのクラブシャフトの動きは似通ってくる。すなわちダウンスイングで腕が地面と平行な位置からフォロースイングで腕が地面と平行な間のスイングが一番重要となってくる。腕が地面と平行な位置の時にリストコックでクラブシャフトと90度の角度ができる。だから腕が180度動く間に、クラブシャフトは360度動くこととなるのだ。

 この間に描かれるゴルフシャフトの面が一般にスイングプレーンと呼ばれている。プロの場合はこのスイングプレーンが毎回のショットで安定している為に確率の高いショットとなる。 ビデオカメラでターゲットの後ろから移してみれば自分のスイングプレーンがよく分かるが、簡単に理解できる方法がある。クラブヘッドにリボンを付けてスイングするのだ。

 ダウンスイングからフォローにかけてのクリティカルサークルでのリボンがターゲットに対して向いているスイングプレーンになって入れば正しいスイング面と言える。友人に後ろに立ってもらってチェックしてみよう。 

大東将啓(日本プロゴルフ協会A級インストラクター)

(続)