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「タイガー・ウッズのティーチングプロ、ブッチ・ハーモンはじめピーター・コスティス、デビット・レッドベターなどプロを教えるプロや心理学の権威であるボブ・ルーテロ博士など、ツアープロをサポートするあらゆる分野の専門家と親交のあるJPGAインストラクターの大東将啓プロ(東香里ゴルフセンター)。

USPGAティーチング&コーチングサミットなどで、彼らとの長年の親交から学びとったゴルフのエキス。 それらを技術偏重ではなく広範囲な視点から語ってもらった。 考え方、レッスンの受け方、技術書の読み方。 なるほどと納得するものがあるはずだ。 目から鱗が落ちて、新たな進歩が期待できる。」

POINT7

飛ばすためには、上体と下半身のねじれ差が重要事

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@頭を動かさないということに捕らわれてはいけない。 バックスイングでは右ひざの上、ダウンスイングでは左ひざの上くらいの範囲なら、動いても問題にはならない。
A、B左腕を伸ばすことにも捕らわれないこと。 力みが入って(写真上)リズミカルなスイングができなくなってしまう。

今までは力みを取り除いたり、雑念を取り除くといったどちらかというとイメージを中心とした説明をしてきた。 今回は実際のスイング作りで、飛ばすための重要なポイントをお話ししよう。

以前、クラブを握るという最初の仕事について話したことがあった。 それが手をだらーんとさせて自然に立ったとき、手の甲の向きは人によってまちまちである。 だから左手甲の自然な向きを保ったまま、クラブのフェースが飛球線に対して直角になるようにしてクラブを握るとよいと説明した。 これはこれでよいのだが、私が体験したアメリカでのレッスン風景をお話ししよう。 アメリカのインストラクターの中には、まったく握り方を教えない人がいる。 驚いたことに、左手を右手の上にあてがっている生徒もいるのだ。 それでもそれを直そうとはしない。 その握り方が、その人にとって握りやすいのならそれでいいじゃないか。 右手が上にこなくちゃいけないなんて、だれが決めたのか。 固定概念に捕らわれるべきじゃないというのだ。 もちろんその生徒が仮に振りにくいと感じれば、正しいとされる握り方に矯正していく。 いかにもおおらかというか、枠にはめないアメリカ的な発想だとびっくりしたものだ。 握り方よりも大事なこと。 それは、クラブを振るスイングリズムというわけだ。

そのリズムに関して、ベン・クレンショーやトム・カイトのコーチとして名を馳せた、今は亡きハービー・ペニックは、「左腕を伸ばせ。 頭を残せという教えはリズミカルなスイングをするうえにおいて、二大弊害だ。」と言っている。 リズミカルにクラブを振るには、前回説明したようにティーに意識を集中させて潜在意識にインプットされたスイングを引き出すことにつきる。

両膝に椅子を挟んで素振りを

さてバックスイングだがここで大切なことは、上体のねじれを十分に作ることだ。 ティーチングプロの第一人者ジム・マックリーンも「下半身と上半身のねじれの差が大きいほど、距離は出る。」と言っている。 これはXファクターと呼ばれるもので、Xの上部が肩のラインで下部が下半身。 二本の線が交差する部分を境にして、ねじれの差が大きいほどパワーは生まれるというものだ。 飛ばないと嘆く人の中には、なるほどリズミカルのクラブを振っているが、飛ばすためのパワーが備わっていない人も多い。 それはゴルフスイングは窮屈なものだということを知らずに、Xの交差点から下をも肩と一緒にまわしてしまうこところにある。 このようにして体をねじるといとも簡単にねじれ、十分に上体はまわっているものと錯覚してしまう。 そこで上体と下半身。 このねじれの差を作るための練習法。 それは写真のように、両足の間に椅子を挟んでの素振りだ。 これは練習場でなくても自宅でできる。

両膝に椅子を挟んでの素振りは、下半身が動かない分、腹や腰の当たりが窮屈に感じられる。 そのためどうしても上体、とくに肩や左腕に力が入りやすい。さらに左腕を伸ばそうなどとすると力みは倍加され、リズム感がなくなってしまう。 頭もバックスイングでは、右ひざの上くらいまでなら動いても問題にはならない。 それよりも上体のねじれをマスターすることだ。 交差点は窮屈ながら、楽に上体がねじれるところ。 それがトップオブスイングだ。

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@〜Bボールを飛ばすためのパワーを作るには、上半身と下半身のねじれ差を作ることだ。 そのためには両ひざの間に椅子を挟んで、素振りを繰り返し、その感覚を養うことだ。 腰の当たりが窮屈に感じられるが、それがねじれのできた証しなのだ。 頭は動いてもよいし、左腕は伸びていなくてもかまわない。 最大限のねじれができたところ、それがトップオブスイングとなる。

 

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