大東アイ(四方山話)

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<大東アイ370話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

「拒否できない日本」

 

是非とも、多くの人に読んで貰いたい一冊。

 

昨今、靖国や教科書問題などで、中国や韓国などの近隣諸国との関係がギクシャクしている。

「靖国や教科書問題は、内政干渉だ」と言われる方も多い。

しかし、それ以上のことがアメリカによって公然となされている。

「拒否できない日本」で関岡英之氏は、「日本は今やアメリカ政府の意のままに変えられている」と言っている。

日本が様々な分野でアメリカに好都合な社会に変えられてきた、近年の不可解な日米関係のメカニズムを、米国の公文書に即して描かれている。

「建築基準法の改正や半世紀ぶりの商法大改正、公正取引委員会の規制強化、弁護士業の自由化や様々な司法改革…。これらはすべてアメリカ政府が彼らの国益のために日本政府に要求して実現させたもので、アメリカの公文書には実に率直にそう明記されている。近年の日米関係のこの不可解なメカニズムのルーツを探り、様々な分野で日本がアメリカに都合のいい社会に変えられて来た経緯を、アメリカの公文書に則して明快平易に描く。」

いままで考えていなかった、世界の流れが見えてくる。

平成171023

     

 

<大東アイ369話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

糸ボンの力強いショット

 

学生時代と変わらない見事なショットは、「糸ボン」ことI氏。

赤の帽子とポロシャツの勝負カラーで、身体全体で思いっきり良くスイングしている。

大学卒業から四半世紀が立っているのにも関わらず、体型や風貌が昔と変わらない。

飛距離とスコアも、小生と変わらない。

白髪が、3本しかないのが信じられない。

小生などは、白髪が目立ち、おでこ近辺が薄くなって来ている。

最近は、50歳以上に見られることもある。

I氏は、30歳代といっても充分に通るであろう。

「人生色々」と某首相が言っていたが、人それぞれ歩んできた人生が現われているのであろうか。

ゴルフ同様、趣のあるプレーを続けたいものだ。

平成171022

 

<大東アイ368話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

ゴルフが上手くなる「ゴルフエクセサイズ」

これをやればゴルフが上達する「ゴルフエクセサイズ」。

週刊パーゴルフで長期連載が来週号から始まる。

日常生活で、少しの工夫でゴルフにプラスになる体操がある。

テレビを見ながら、新聞を見ながらする、「〜ながら」エクセサイズがその最たるもの。

使用していないクラブをリビングに1本、トイレに1本、寝室に1本置いておく。

いつでも、「〜しながら」クラブヘッドを天井に向けてクラブを握っておくと、クラブが自分の身体の一部となろう。

ちょうど、お箸を使って食事をするように。

考えることなくお箸を使えるように、ゴルフクラブも無意識のレベルまで、握り慣れることをお勧めする。

 

撮影は、東香里ゴルフセンターの3階打席。

東京より担当のK記者とNカメラマンが前日から来阪された。

一回の撮影で、撮り貯めできるのは20話程度。

それも、前もって項目を原稿にしておいて、頭の中で整理しておく必要がある。

しかし、小生一人の頭では、考えるのには限界がある。

皆様で、日頃からゴルフのために取り入れているエクセサイズがありますれば、お教えください。

  ohigashi@apricot.ocn.ne.jp 

上記のメールアドレスに投稿いただければ、ゴルフ雑誌を通じてクレジット(お名前)を紹介して、有名になれるかも〜?!

みなさまのご参加、よろしくお願いします。

平成171021

 

<大東アイ367話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

 

伊藤涼太選手の人気ぶり

男子トーナメントで一番の人気が伊藤涼太選手。

まだ15歳の中学生。

先日、プロ転向したミッシェル・ウーが、16歳。

若さだけではなく、ナイキとソニーとの契約金が11億円というから驚きだ。

 

ゴルフ界の隆盛は、スター選手抜きには考えられない。

タイガー・ウッズの出現は、その際たるものであろう。

日本では、宮里藍が女子プロゴルフ人気を一気にブレークさせた。

置いてきぼりの感がある日本男子プロ界が、こぞって注目しているのが写真の伊藤涼太選手。

今年のプロツアー8試合に参戦して、KBCオーガスタの6位タイをはじめ7試合で予選通過している。

確かに、中学生の彼がプロの中に混じって遜色がない成績を収めているのだから、特出した存在に間違いない。

しかしである。

現在の男子プロの中にスーパースターがいないから、彼に注目が集まるのには首をかしげる。

彼は、中学生である。

まだ義務教育の段階なのに、トーナメントの話題性を上げるためのパンダ役に使われているのには、悲しい思いがする。

将来を嘱望され、花が咲かずに終わった青年は数知れずいる。

小手先の青田買いに終わらなければよいのだが、、、

平成171020

 

<大東アイ366話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

週刊パーゴルフのO担当

 

顎鬚を蓄えた、週刊パーゴルフのO記者。

ゴルフトーナメントを中心に取材をしている。

最近人気の女子プロの裏話などは、紙面で書けないことまで知り尽くしている。

「ゴルフエクセサイズ」のテーマで、小生の連載が10月より始まる。

その担当が、写真のO記者。

連載テーマの「ゴルフエクセサイズ」を一緒にやってみると、身体が硬く、形がままならない。

しかし「継続は力」。

特にストレッチは、毎日続けることが大切。

そこは連載担当記者として、自らも「ゴルフエクセサイズ」を実演してくれることであろう。

その結果、ゴルフが見違えるように上達してもらえるよう、

「読者と一緒になってやって行きます!」との決意。

独身で、現在彼女を募集中とのこと。

我と思わん女子は、是非応募下さい。

平成171019   

 

<大東アイ365話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)      

田辺雄大選手の8年前の作文

 

先日の社団法人全日本ゴルフ練習場連盟研修会選抜大会で3連覇を飾った田辺雄太選手。

彼が8年前にアメリカのミニツアーに参戦した時の作文がある。

小生の作文と一緒に紹介したい。

みんなが同じ身分のアメリカ

田辺 雄大(関西軽井沢ゴルフクラブ S48・9・27生)

 私が今までに1ヵ月という長期にわたって国内も海外も試合試合と忙しかったのは初めてである。 日本では年に2〜4回試合があればいいほうだが、アメリカは100試合、他のミニツアーを含めれば500試合はいくだろう。 この差は、私たち研修生にしてみれば、天と地の差である。 今でこそやっと試合に研修生部門を取り入れてくれたり、日本にもアメリカに近いミニツアーの発足の話しも聞いたこともある。 早く現実のものとなって、私自身も早く日本のミニツアーでゴルフをしたいです。

 アメリカと日本のさまざまな違いがあり、そのなかで一つ上げるとするならば、日本は年の差やプロとアシスタントなどで例えばグリーン上で先にホールアウトしたプロがいて、そのプロがピンを持つ。 次にホールアウトしたアシスタントは必ずといっていいほど、プロのピンを取りに行く。 アメリカは全て同じ身分であり、年の差やそれらの行動をとる必要は全くない。 私が97年1月8日の初日、日本の白石達也プロとラウンドすることになって、ついつい日本の風習が出てしまいそうで、常にピンを取りに行きかけた。 しかしここは本場のアメリカであり、みな平等であると心で思いました。 もちろん白石プロもそれを分かっているので、ピンは『僕自身さすからいいよ。』と言っていた。 これらで少しは分かって貰えたと思うけど、アメリカに行って何やら遠慮や気を使うことはない。 しっかり自分自身のゴルフを集中してやればいい。 ここで語弊になるかもしれないので、もう一つ書いておきたい。 気を使わなくてもいいとは書いたけれど、外人の同伴プレーヤーがアドレスに入ったら、一時停止して、プレーの妨げにならない様にしなければならない。 このへんは日本と違って他の外人さんはすごく気を使っているので、みなさん間違えないように。 アメリカのカートはとても静かで、少々離れていてプレーに邪魔にならないと思って、ちょこちょこ動かしていると、同乗の車の外人さんは『止まりなさい』と注意した。 そういう意味でプレーには全力集中出来る環境が出来ていて、素晴しいプレーの連続である。

 また練習場の環境も全然違います。 人工マットと天然芝。 同じ100球打っても、1球1球の集中力、打った後の弾道の差が極めてはっきりと出てくる。 全くごまかしの効かないのが芝の上です。 私も帰国してから、ほとんど所属のゴルフ場のコース内の芝の上からずっと打ってます。 すごくスイングに芯が出てきました。(コースの管理の人々に迷惑にならないように)

 アメリカに初めて来て本当に良かったです。 人々の挨拶とコミュニケーション、気軽に挨拶できる人柄、どれを取ってもアメリカは最高です。 はっきり言ってプロを目指すなら、お金はかかるけどアメリカに行って1年、いや2年は滞在してミニツアーに出て経験をつむべし。 アンダーの世界にどっぷりとつかって自分に自身を持ちなさい。 この自信がどんな場合でも突破できる最高の手段だと思う。 私もアメリカに行ったからといって生活習慣なんかは変わったりはしていないがゴルフをしていて自分のショットは曲がらないイメージ通りに行くんだと思い自信を持って打ったら良いショットの連発。 とにかく自信である。 日本になかった私がここで一つ大きくなった様に思える。 又私自身プロになってもう一度チャレンジします。

日本人プレーヤーが世界にはばたく手助けになれば

東香里ゴルフセンター 大東将啓 

 このツアーは、社団法人全日本ゴルフ練習場連盟と日本タイトリストからの後援を頂き、毎年1月に1ヶ月間フロリダのトミーアマーツアーに参戦しているものである。 今年で4回目になるフロリダ・ミニツアーに、全国から15名が参加した。 プロ、研修生、インストラクター、アマチュア、学生とその中味はバラエティーに富んだ集団ではあるが、アメリカ本場のミニツアーから何かを学ぼうという意識で一致した団体であった。 1月5日から2月4日迄の1ヵ月間に、3日間トーナメントを4試合、1日トーナメント4試合の合計8試合に出場した。

 

レベルが高いトミー・アーマー・ツアー
 トミー・アーマー・ツアーは、フロリダ州のオーランド周辺で、年間約150試合を開催している。 1週間に3日間が1試合と、1日トーナメントが2試合の割合である。 全米各地で行われているミニツアーの中でも、そのレベルが最も高く、毎年数人がクウォリファイングスクール(プロテスト)に合格している。 コースや天候によってスコアーが違ってくるが、3日間の優勝は、2桁アンダーといったところ。 ゴルフコースは、距離も長く、各ホールがウォーターハザードでセパレートされた所が多く、とてもタフだ。
 それに加え、風が強く、正確なボールコントロールを要求される。

明日のスタープレーヤーを夢みるラビット達
 プレーヤーの大半は、USPGAツアーを目指している、いわゆるラビットである。 野球の大リーグの登竜門としてのマイナーリーグが、ゴルフの場合このミニツアーなのだ。ゴルフは、実践を通して、試合に出て、はじめて上達するスポーツである。すなわち練習でいくら良いショットを打っていても、試合のプレッシャーの中で出来なければ意味ないのだ。 したがってラビット達の仕事は、試合に出ること。 そして少ないながらも、賞金を獲得し、その中で生活をたて、さらなる上のレベル(PGAツアー)に上がっていくことなのだ。

コンドミニアムでの1ヵ月にわたる共同生活
 宿泊先は、オーランド国際空港から車で約30分のシャドウベイというコンドミニアム。 ひとつのユニットに、ベットルームが3つ、バスルームが2つ、キッチン、リビングが付いている。 ここに4人で1組となり1ヵ月の共同生活を行う。 鍋、やかん、食器類等全てがそろっているので、食料品さえ揃えればすぐに自炊の生活ができる。
 洗濯機とドライヤーも付いている。 ゴルフコースへの移動は、4人1台の割合で借りたワゴンタイプのレンタカーを使う。 アメリカは、日本と違って右側通行で、最初のうちは戸惑う事もあるが、すぐに慣れてくる。

抜群のゴルフ環境
 ゴルフ上達のために重要なのは、練習の出来る環境、それを実践出来る環境(試合)、そしてレッスンを受ける環境が整っていることであろう。 その意味で、フロリダ州のオーランド周辺は理想的だ。 車で1時間以内に、100を越えるゴルフコースが点在している。 練習場でも芝の上からボールを打つことが出来るのだ。 マットの上からボールを打つのと、実際の芝から直接に練習するのでは、大変な違いがある。 リー・トレビノが、「日本人プレーヤーが世界で活躍出来ないのは、マットから練習しているから。」と言ったことは、良く知られている。 またアプローチ、バンカー、パッティング等のショートゲームの練習が出来る環境も整っている。
 第二の、実践出来る環境が、ミニツアーの存在だ。 実際に試合に出て、実践を通じてプレッシャーのなかで、ゴルフは上達する。 そのミニツアーの最高峰がトミー・アーマーツアーである。 特に冬場になれば、アメリカ北部やカナダからの選手が参加し、そのレベルは一層高くなる。 しかも、他のミニツアーと違い、オーランドを中心に約1時間の範囲で試合が開催されているので、1ヵ所に留まったままで、参戦が可能なのだ。 
 最後に、レッスンを受ける環境が整っているのも、オーランドの特徴のひとつ。 レッドベター・ゴルフアカデミーを初め、グランドサイプレス・アカデミー・オブ・ゴルフ、アーノルド・パーマー・ゴルフアカデミー、スイング・ザ・シングゴルフスクール等、アメリカで最も有名なゴルフスクールの本拠地がここにある。 ミニツアーの選手の大半は、自分のティーチングプロについて、レッスンを受けている。 ただやみくもに練習をし、試合に出るだけではなく、定期的にレッスンを受けることが重要なのだ。

上位3割に賞金
 ミニツアーの賞金の原資は、参加者からのエントリーフィーでまかなわれる。 成績上位者の約3割に賞金が還元されるのだ。 プレーヤーの目標はもちろん優勝であるが、悪くても自分の支払った金額位は、取り戻そうとする。 だからワンストロークの重みが大きく、真剣となる。 さすが、お金が関わると違うのだ。 このようなことは、PGAツアーでは、プロゴルファーとして当り前のことではあるのだが、ミニツアーの時からこのような意識でプレーをしているのであるから、強く、しぶといプレーヤーに自然と育っていく。 ある意味で、ラビットのほうが、ぎりぎりの生活がかかった中での戦いのため、よりスコアーにシビアになっている場合がある。

レッドベター・ゴルフアカデミーでレッスンを受ける
 レークノナ・ゴルフクラブ内にあるレッドベター・ゴルフアカデミーで、レッスンを受ける。 最初に練習場にてボールを打ち、スイングをビデオに収める。 次に教室に移動し、各々がスイングチェックを受けるのだ。 インストラクターは、ニック・ファルドを教えているパティー・マッカバンを中心に4人が担当した。 教室内でチェックした事を、もう一度練習場で色々な副教材や練習ドリルを使って、直していく。 最後に理想的なスイングをビデオに収めて、そのテープを持ち帰り、自分でチェックができるようにする。 教え方はいたってシンプルで、現状のスイングの認識と、矯正するポイントを明確にし、その為の最適な練習方法を教えてくれるのだ。 私の場合は、トップオブスイングでクラブヘッドがシャットフェースになり、そのまま降りてくればフックボールになるために、ダウンスイングでインサイドからヘッドが降りてくる傾向があった。 またフックボールが出るのが嫌なために、自然と体で調整し、インパクトで腰が開きぎみのスイングに知らず知らずなってきたのだ。 そこでバックスイングの途中とトップオブスイングでのクラブヘッドの向きをチェックして、スクウェアーにもっていけば、ダウンスイングでクラブの軌道を調整することなく、或いは腰を開くことなく、そのままクラブを降ろしても大丈夫なことを体で感じる事が出来た。 このことは、今まで何回も言われてきた事なのだが、改めてビデオテープでチェックを受け、テレビ画面の横のニック・ファルドのスイングと比較することにより、より明確に理解できた。

世界一のゴルフ展示会、PGAマーチャンダイズショー
 1月26日から29日まで、オーランドのコンベンションセンターに於いて、毎年恒例のPGAマーチャンダイズショーが開催された。 ゴルフに関する世界最大の展示会で、会場は端から端まで1キロ弱にもおよぶ巨大さである。 展示会だけではなく、ゴルフ業界の人々が全米を中心にオーランドに集まり、ミーティング、セミナー、役員会等も開催される。 今年は、モー・ノーマンが世界一のボールストライカーとして、タイトリト、ゴルフダイジェスト、ナチュラルゴルフのブース等で大きく紹介されていたのが印象的であった。 また会場外のゴルフ場でも、モー・ノーマンのデモンストレーションが開催され、プロ、ティーチングプロ、ゴルフ関係者を中心に多くの見学者が、打ち出されるショットの正確さに驚嘆していた。 どんなプロでもドローかフェードの持ち球があるものだが、モー・ノーマンの場合は、パイプライン・モーと呼ばれているが如く、左右の回転のない真のストレートボールであった。 66歳でありながら、ボールを打たせれば世界一と言われるゆえんが、自分で目にすることにより改めて納得できる。

日本人プレヤーの活躍
 1月29日、グレンリーフCCで開催されたトミー・アーマー・ツアーの1日トーナメントで、神山隆志選手が4アンダーで優勝した。 グレンリーフCCは、一昨年のクウォフイングスクールが開催され、7300ヤードを越える大変タフなコースである。 又その直後には、ノースフロリダPGAツアーにて森山慶一選手が、2日間トーナメントを4アンダーで優勝した。
 今までプロテストに通った日本人がミニツアーで優勝したことはあるが(伊沢利光プロ等)、日本のプロテストに合格していないラビット選手が優勝したのは、今回が初めてであろう。 その意味で、彼らの優勝は非常に価値があり、日本の研修生にとっても大きな励みとなることだろう。

今後の活躍を期待
 毎年のミニツアー参加者の中から、プロテストに合格しトーナメントで活躍する選手も出てきた。 またジュニアの全国試合に優勝し、ジャック・ニクラウス・ベストジュニアゴルファー賞を受賞した選手もいた。 或いは、日本人ラビットとしてミニツアーに優勝した選手もでた。 ツアー参戦後、一人でアメリカに残りラビット生活を続ける選手は、「アメリカでの1年間の経験や体験は、日本でいた頃の3〜5年分に相当する。」と言っている。
 最近では、雑誌、新聞等でミニツアーが紹介され、その存在が広く世間に知られてきた。 アメリカでの1ヵ月のツアー参加で、急に上達が望まれるものではないだろうが、参加者各位が何かを気付き、さらなるステップアップの手助けになれば幸いだ。 

 ゴルフに関して、国境はないはずである。 あるとすれば、自分の心の中にあるこだわりかもしれない。

 「求めよ、されば与えられる。 すでにドアは、開かれているのだから。」

 今後の日本人プレヤーの活躍を期待する。 1997年春

作文にあったように、神山隆志プロをはじめ、かつてのミニツアーで腕を磨いた選手が活躍し始めている。

今後も、大きな花を咲かしてくれるであろう。

平成171019

 

<大東アイ364話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)      

田辺雄大選手が三連覇を達成!

 

六甲国際ゴルフ倶楽部に於いて、社団法人全日本ゴルフ練習場連盟研修会会員選抜大会が開催された。

田辺雄大選手が4アンダー68ストロークで、今大会3連勝を飾った。

彼は、10年前から小生が行ってきた、プロや研修生をフロリダでのミニツアーに参加したメンバーの一人。

プレーが終わっても、表彰式までの間、練習グリーンでパッティング練習を繰り返していた。

「今日は、この会場から近くで行われている日本オープンに自分がなぜ出ることができないのか、自問自答しながらラウンドしました。

来年の、日本オープンに出られるように頑張ります。」とコメントした。

小生、当協会の指導部会委員長を仰せつかり、本大会の実行委員長として締めの挨拶で、苦言を呈されて頂いた。

「ここから10キロ離れていない広野ゴルフ倶楽部では、第70回日本オープンゴルフ選手権が開催されています。

そこで行われているのも、この会場で行われているのも、同じゴルフです。

同じゴルフでありながら、なにが違うのでしょうか?

皆様の技量のレベルは、そんなに変わらないのではないでしょうか?

大きく違うのは、気持ちのレベルだと思います。

本日、プレー後、表彰式間での間にどれほどの選手が練習をしていたでしょうか?

トーナメント会場では、暗くなるまでパッティンググリーンで練習する選手がほとんどです。

お風呂に入るのは、家に帰ってからでよいのではないでしょうか。

時間を惜しんで練習する姿勢が、明日のステップアップに結びつくはずです。

自分のプレーの不甲斐なさ、悔しさをばねとして今後の飛躍に繋げていただきたいのです。」

口幅ったいことを言ったが、少しでも気持ちが伝われば幸いだ。

http://www.naturalgolf.co.jp/sframes09.htm 

平成171017

 

<大東アイ363話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)      

70回日本オープンゴルフ選手権が広野ゴルフ倶楽部で開催

38年ぶりに日本オープンが、広野ゴルフ倶楽部で開催されている。

関西では、名門中の名門ゴルフコース。

平日でさえ、ビジターだけのプレーができない。

会員と同伴でなければプレーできないのは、関西ではここだけであろう。

指定練習日前に練習ラウンドをしたい出場選手が、ラウンドできずに困っていた。

今回のコースセッティングは、地元中心で行われたとのこと。

平成8年に茨木カントリークラブ西コースで開催されたときは、JGAの規程にそって、ラフが長くフェアウエーが極端に狭いセッティングであった。

そのためか、誰も知らないテラバイネンというプレーヤーが優勝した経緯がある。

今回は、ラフの長さは80ミリにセットされ、グリーンも10フィート、コンパンクション12に設定されている。

ある意味フェア−なセッティングで、真に実力のあるプレーヤーが優勝するようなコースに仕上がっている感がある。

現場に足を運ぶもよし、テレビを観戦するもよし、エキサイティングな戦いが見られそうだ。

平成171016

 

<大東アイ362話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)     

クロスバンカーからのショット

 

「クロスバンカーからのショットで失敗する!」

「大たたきのホールは、クロスバンカーが、必ず関係している」

「バンカーの綱渡りをしてしまう」

「トップしてアゴに当たって、最悪のシチュエーションになる」

クロスバンカーからのショットでお悩みの方が多い。

グリーンまわりからのバンカーショットと違って、ボールをクリーンにヒットする必要がある。

少しでもダブれば、ミスショットなる。

反対に、ダブりを恐れて極端にトップすれば、顎に当たって、最悪の状況に陥る。

クロスバンカーからのショットが難しいのは、「クリーンヒットしなければいけない」という、ショットの正確性が要求されるから。

従って、クラブを短めに持ち、大ぶりせずに、クリーンヒットができやすい状態を作る必要がある。

当然、下半身の動きも押さえて、「どっしり感」のある構えをする。

特に、柔らかい砂の場合は、両足をバンカーにめり込ませ、確りとしたスタンスを取ることからトライしてみよう。

平成171015  

 

<大東アイ361話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)     

ロブショットの魔力

 

ロブショットは、特異なショットだ。

打ち方は、もちろんだが、秘められた魔力がある。

大きく振りかぶってスイングしたクラブヘッドの後を追うようにボールがふわりと飛び出す。

高い放物線を描きながら、ピン側にポトリと落ちる。

ちょうどパラシュートのように。

ロブショットが決まれば、かっこよいが、いつもそうはいかない。

クラブフェースを大きく開いている為に、ボールのとらえ方で大きく飛距離が変わるから。

だるま落しのようにショートするケースから、トップしてしまってグリーンオーバーまで、その結果はバラエティーに富んでいる。

しかし、成功した時の魅力に誘われて、必要のない状況でもロブショットを試みるゴルファーが多い。

必要なときにだけ試みることをお勧めする。

そのときは、思い切ってバンカーショットの要領で振り切ってみましょう。

平成171014