「2010年PGAアウォード」

 

「2008年PGAアウォード」

 

2008PGAティーチングアワード

 

こんにちは、東香里ゴルフセンターの大東将啓と申します。

2008PGAティーチングアワードを設けて頂き、この度、発表の機会を得られたことに感謝申し上げます。

「ゴルファーのトータルサポート」を心がけて「ゴルフホームドクター」の名前で日ごろよりレッスン活動をしております。

本日は「ウェブと練習場でのコラボレッスン」と題して、私自身が行っております、ホームページと練習場をリンクしたレッスン活動を紹介させていただきます。

 

1998年開設のホームページ

 

 

「ゴルフホームドクター」のホームページは1998年に開設して依頼、情報発信のみならず、ゴルファーが集う場として10年が経過しました。

私は今まで、通訳、翻訳やインタビューを通じて100人を超える世界のティーチングプロから学ぶ機会に恵まれました。

それらのノウハウや、レッスン活動で気付いたこと中心に、ホームページで紹介させて頂いております。 読むだけでゴルフが上達する、をテーマとして私自身が連載しています「四方山話」は、本日で1373回となりました。

プリントアウトしたものが、この電話帳のようなものです。 これは500回目までのものですので、全てを印刷すれば、この3倍の分量になります。

毎日休むことなく現在まで続けられたのも、月間1万人を超える読者の皆様の支えがあったからです。

 

生徒さんのブログ集

 

また「生徒さんのブログ集」は、生徒さん自らがゴルフに関して日記形式でネットに記入しているものです。

自分自身のゴルフに関することを記録に留め上達に結びつけるだけでなく、仲間作りやコーチとの交換日記的な役割として欠かせない物となっています。

本日、発表させていただく「魔法のチョウチョ上達シール」やそのほかの小道具やドリルも、お客様の声を反映してできたものです。

 

吸盤の付いたチョウチョ

 

ティーチングプロとして重要なことは、ゴルファーに対して十把一絡げでなく、個別の対応が出来ることと思います。そのために、練習ドリルや小道具などゴルファーそれぞれがイメージの沸くレッスンの引き出しを多く持つ必要があります。

 

「肩の回転が十分にされたトップオブスイングの為に、バックスイングの始動をゆっくりとしましょう」と言葉だけのアドバイスをするよりも、例えば、ヘッドに蝶が止まっていると思ってください。 その蝶が逃げないようにテークバックを始動するのです。とアドバイスをする方がイメージが沸きます。

でも生徒さんはそれでも飽き足らず、実際の蝶を作ってください、と言われました。

そこで製作したのが、蝶を形取ったものに吸盤を付けたものです。

「クラブヘッドに止った蝶が逃げないように、テークバックを始動する」 という、イメージがわく効果は抜群でありました。 クラブヘッドをゆっくり体と一緒にテークバックすることで、肩の入った理想的なトップオブスイングとなり、結果として打点の正確性が増し、飛距離が伸びたのです。

しかしインパクトの衝撃で吸盤が外れて、あちらこちらに蝶が飛び散るという欠点がありました。

 

魔法のチョウチョ上達ステッカー

 

そこで開発したものが、「魔法の蝶々上達シール」でありました。

之はシールになって、クラブヘッドのクラウン部分に貼るようにデザインしました。

また大きさの違いを持たせ、ドライバーからフェアウエーウッドまで対応できるようになっております。 小さな蝶はアイアン用となっております。

 

週刊パーゴルフの特別企画

 

この魔法のチョウチョウは、週刊パーゴルフの特別付録として取り上げられ、爆発的ヒットとなりました。

このような、シールの付録も付いています。

 

雑誌や新聞で取り上げられた

 

また、スポーツ新聞や雑誌などにも多くとりあげられました。

 

ビフォーアフター

 

 

「ショットマーク」を使った、ビフォ→アフターでその違いが分かっていただけると思います。

レッスン前にショットマークを貼って5球打ってもらいます。

打点の傾向を考慮して、魔法のチョウチョを貼ることで、その後の5球の打点の正確性が格段にアップすることが、このショットマークで明確に分かります。

一番上の生徒さんは、打点がヒールよりに来ていましたので、チョウチョをトウ側で貼りました。

また2番目の生徒さんは、ボールを当てに行くイメージがつよいので、重心深度がイメージできるように蝶をフェースから離した位置にはりました。

3番目のお客様は、アウトサインのスイング軌道でカットうちになっておりましたので、インサイドアウトのスイング面をイメージしやすいように、蝶を二枚貼ってみました。

このようにチョウチョの貼り方を工夫することで、打点の正確性が高まるようになります。

 

書籍を出版

 

ゴルフホームドクターでは、「魔法のちょうちょ」の他に200種類を超える練習ドリルや小道具があります。

 

ドリルの一部は、学研さんからの書籍として、出版もさました。

ゴルフ体操を中心としたホームページでも紹介しております52のドリルが載っております。

また徳間書店さんからも、このような書籍を出版していただきました。

これらのドリルは、

レッスン時だけでなく、ホームページ上で公開することで、生徒さん自らが確認しトライが出来るようになっております。

またその結果を、生徒さん同士がブログで情報を交換できることで、更なる上達に繋がる役割を担っております。

 

オリジナルパッティングコースター

 

 

このオリジナルの「パッティングコースター」も小道具の一つです。

108ミリ=4.25インチのカップと同じ大きさを作成して、スクール生にプレゼントしております。

家庭でも、ゴルフ場でも何処にでも携帯して、練習のお供として使用していただいております。

まず、驚かれるのが、実際のカップがこれほど大きいと言うことです。

カップの大きさは、お酒の一升瓶の底と同じであります。

パッティングが苦手なゴルファーほど、自分の頭の中で、カップを小さくしているようです。

 

最適スピード

 

練習グリーンにて、このパッティングコースターを置いて練習します。

ボールがカップに落ちることなく、止りますので、オーバーする距離がわかります。

コースターに届くぎりぎりでボールが止れば、芝芽や傾斜の影響を受けるので最適スピードと言えません。

理想的なスピードは、コースターの40センチオーバーぐらい、として練習することができます。

 

8バールドリル

 

コースターの回りに2ヤードの8個のボールを置き、カップインの確立をとります。

プロの場合、2ヤードのパターのカップインの確立は50%と言われております。

カップ周りの8つのボールをパッティングすることで、上り、下り、フック、スライスのすべてのラインがトライできます。

カップの場所を変えて、3度おこなえば、3*8、24回のパッティングとなります。

カップインの合計が8回であれば、33%の実力となります。

繰り返すことで、得意なラインと不得意なラインの傾向が見えてきます。

そして自分自身のカップインの確立を数字で把握することで、より明快な練習課題となることでしょう。

 

ゴルフ日記帳

 

また、すべての生徒さんに「ゴルフ日記」帳を差し上げて、練習やラウンド時に気付いた事を自分の言葉で書き留めるように、お勧めしております。

客観的な数字や、データを記録することで、コーチとの交換日記の役割を果たしております。  

 

ラウンド時にショットマークを貼ってみよう

 

練習やラウンド時にクラブにショットマークを使います、

それを「ゴルフ日記」帳に貼って留めることで、

そのときの自分の実力を認識し、保存することとなります。

このショットマークは、うそをつきません。

裸を見られるよりも恥ずかしい、と言われる生徒さんも居るほどです。

ちなみに一番手方は、アウトサイドインのカット打ちのスイングだと分かっていただけるとおもいます。 スイートスポットをはずしてトウ側でボールを打っています。

二番目の方は、極端なヒールヒッターです。 なかなか良いスイングなのですが、右足体重でインパクトを迎える方です。

どちらのプレーヤーも、いままで自分の打点をまったく認識されていませんでした。

飛んでいくボールは気になっても、フェースの何処にボールが当たっているかを知らないゴルファーは、意外と多いのです。

ティーチングプロの役割のひとつが、ゴルファーに気づきを持ってもらうことでしょう。

その意味で、ショットマークを使って、自分の打点を知り、それをゴルフ日記に保存して今後の練習課題に結びつけることは、ゴルファーにとって大きな助けとなっています。

 

ちょうちょ基金箱

 

「魔法のチョウチョウ」は、レッスンの小道具だけで終るのではなく、社会貢献活動の一端を担ったものとなっております。

私自身、社団法人全日本ゴルフ練習場連盟の社会貢献活動委員長を任命されています。

全国のゴルフ練習場に「JGRAちょうちょ基金箱」を設置して、この「魔法のチョウチョ」を使って募金をしてもらい、収益金をジュニア基金としております。

 

 

JGRAブース

 

今年の「ジャパンゴルフフェアー」 の社団法人全日本ゴルフ練習場連盟のブースであります。

「魔法の蝶々」をメインキャラクターとして皆様に紹介させていただいております。

 

練習場連盟特設レンジ

 

また、展示会開催の3日間、練習場連盟特設レンジで、ボランティアレッスンを開催し、同時に「JGRAちょうちょう基金」をお願いして、合計78000円の基金となりました。

今後も、このような活動を通じて、社会貢献に繋がるよう努力してまいりたいと思っております。

 

空間と時間の広がり

 

今までのスクール形態ですと、実際にお客様が来て頂いてレッスンが成立しておりました。

ゴルフホームドクターでは、ホームページと練習場でのレッスンをリンクさせることで、空間と時間の広がりを持つことが出来ました。

毎週のメールマガジンは、情報発信に欠かせないものとなっております。

また、お客様からは、いつでもメールによる、よろず相談コーナーがあります。

スクール生のスイング動画を会員専用ページに保存してありますので、いつでも何処でも、自分のスイングをチェックできると同時にモデルスイングと対比できるようにしております。

 

講演会の申し込み

 

ホームページを通じての講演会やイベントの申し込みも行われております。

異業種交流会の会合にて、ホースを使ったゴルフ体操を紹介しているものです。

ロータリークラブ、青年会議所や各企業様から、ゴルフや企業経営に関してまで、講演依頼が増えてきました。 これらの講演会から、新たにスクール入会をされるお客様も少なくありません。

 

私は、もともと人前で話をすることなど、考えられないことでした。

高校生までは、人前で赤面する対人恐怖症で、自閉症の一歩手前でありました。

こんな私が、講演会に呼んでいただいたり、皆様のまえでお話できるようになりましたのも、ゴルフを通じて共通の話題が生まれ、仲間ができ、多くのことを学ぶことができたからです。

ホームページと練習場でのレッスンをリンクさせることで、今までは地域のゴルファーを対象としていたレッスン活動が、大きなマーケトに広がって来ました。

今後も新たなレッスン形態を、より一層研究、開発し続けることで、ゴルフマーケットを開拓すると同時に社会貢献活動に寄与して行きたいと思っております。

 

 

「ゴルフ・エクササイズ」