第17回:プレッシャーは練習の工夫次第で克服できる

レッシャーがかかった状態で、プレーヤーがどのようにそれを取り除く"実に大きな問題である。

まず大切なのは、何度もお話ししているように、メンタルディシプリン(訓陳)をすることである。

私たちは、自分の習慣やクセに支配され、流されやすい。プレーヤーがターゲットに集中することを訓練せず、また慣れてもいなければ、実際にプレッシャーがかかった場面で急にやろうとしてもできないのは当然のことである。練習場で、スイングの技術的なことばかりをいつも練習していても、プレッシャーがかかったときにはほとんど役に立たない。最低でも、練習場での半分以上の時間は、実際にボールを打ちながらターゲッ卜に神経を集中させる練習に費やすべきだ。

例えば、パッティングの練習をしている場合など、ストロークをどうこう気にするのではなく、意識をカップの向こう側の小さなスポットに集中させ、練習する。パッティングの練習では、バックスイングに意識を向けて練習している人が多いが、本来はカップの向こう側の一点に集中させるべきなのだ。

また、ショットを打つときでも、ただ単にボールを打っているのではなく、ターゲットを決めて仲間と実際にプレーをしてみることだ。

右に木が立っていて、左が海。ボールがあるラインより右に行けば林の中で、左に行けば太平洋、というような設定をしてコンテストをするのだ。

あるいは、次の週末にプレーするゴルフ場を想像して練習するのもいいだろう。1番ホールはパー4である。ドライバーで打つのかスプーンでいくのか、トラブルがどこで、フェアウエーはどうなっているのかを決める。目標を設定して、イメージして打つ。ボールが林の中に入ったのならば、木を避けてインテンショナルスライスを打ち、ファアウエーに戻す。残りは80ヤード、ウェッジでスリークォーターショットといったところだろう。このように白分のイマジネーション(想像)を最大限に使って練習をする。

このイマジネーションの持っている意味は大きい。ボールを打つときにいかにマインド(心)がターゲットに向かっているかを練習する、大きな助けとなるからである。どのようにスイングするか、ということばかりを考えているということは、
「私はビギナーで、スイングの仕方を知りません。今自分自身でレッスンしているのです」
といっているようなものだ。これではいつまでたっても上達するのは困難である。