世界アマチュアチーム対抗戦

 

マレーシア政府観光局の後援で開催されているWAITGC。

世界各国からアマチュアがチームで対戦します。

マレーシアの220を越えるゴルフコースを楽しんでもらう趣旨でスタートしました。

競技よりも親善を目的にした和やかなムードです。

しかし、競技方法は、4日間のトーナメントと本格的なものです。

しかも、国内の代表的なチャンピオンコースで開催されます。

4人のチーム戦で、上位3名のグロスとネットで争われます。

グロスの上位3位とネットの上位2位までのチームには、11月に行われるグランドチャンピオン大会に招待されます。

世界のゴルファーと一緒にプレーするといろいろな気付きがあります。

とんでもないスイングをしていても、狙い通り飛んで行くボール。

何処からでもパーを拾ってくるプレーヤー。

スイングを重視する日本のプレーヤーに比べて、いかに最小打数でホールアウトするかを教えられることが少なくありません。

国際交流もかねて、マレーシアでのゴルフを楽しんでみませんか?  

http://www.ewaitgc.com/ 

詳しくは上記のアドレスをご覧下さい。

 

夢の実現へ

 

小生1990年初頭から、海外に日本のプロや研修生を連れて行くお手伝いをしておりました。 フロリダ州のオーランドを中心に開催されているミニツアーに出場するためです。http://www.naturalgolf.co.jp/masaminitour.htm 

コンドミニアムで自炊してレンタカーを借りて試合会場まで移動します。

日本においては、プロに合格しても、試合に出れない場合が多く、実践を通じて上手くなる環境が整っていなかったのです。

アメリカでは、レギュラーツアーの下部ツアーや、各地でミニツアーが数多く開催されていていました。 ちょうどプロテストに合格したばかりの、伊沢利光プロなども参戦していたころです。

10年にわたり、100人を越える若手プロや研修生を引率させて頂きました。

小生の夢は、ゴルフを通じた世界交流。 日本人は、特に男性の場合、なかなか自己表現がスムーズに出来ない場合が少なくありません。

しかし、ゴルフを通じて世界の人々と交流すると、意外と国境が感じられないのです。 同じゴルファーとして付き合え、すぐに友人となることが出来ます。

今回、マレーシアで開催されているワールドアマチュアチーム対抗戦は、ゴルフを通じて世界の人々と交流できる絶好の場でありましょう。

今後、日本から、多くのアマチュアゴルファーが参加されるように、今回視察をさせていただきたいと存じます。

 

ナイタープレーも楽しめるゴルフ場

 

常夏の国のマレーシア。

暑い昼間を避けて、ナイターゴルフを楽しめるゴルフ場が少なくありません。

日本では、本格的なゴルフ場では少ないナイター施設。

しかし、マレーシアでは、仕事が終わってからのラウンドが出来るのです。

日中の暑さから開放されて、ナイターゴルフを楽しんでおられます。

ゴルフカートにもライトがついているのが、かわいいですね。

今回のWAITGCの会場となったグランマレーリゾートのゴルフコースにもナイター施設がありました。

36ホールの内の18ホールで日没後もプレーが可能です。

ゴルフ場といえば、日没と同時に営業が終わるのが相場の日本ですが、

夜の10時を過ぎてもにぎやかなゴルフコースでありました。

 

  南国リゾートゴルフを堪能あれ

 

 

常夏の国のマレーシア。

赤道直下に位置するが、マレー海峡の影響で温暖な気候です。

ちょうど地中海のような役割を果たして、海の災害も少ないそうです。

その上、東南アジアでは珍しく地震がないのです。

石油をはじめ天然資源が豊富で豊かな国です。

政治も非常に安定しており、有名なマハティール氏は22年に渡り大統領の地位にいました。

過去50年間に、大統領が5人しか変わっていなく、何処かの国とは大きな違いであります。

イスラム教が中心でありながら、テロなどとは無縁の国でもあります。

椰子の木と花一杯のゴルフ場は、南国情緒があふれています。

毎日降るスコールが緑豊かな大地と芝生にも恵みの雨となります。

難点と言えば、粘りのあるティフトン芝でしょう。

ラフからのショットは脱出だけでも難しく、改めてフェアウエーキープの大切さを認識することでしょう。

 

1893年オープンのゴルフ場

 

 

都会のオアシスとも言うべき、ロイヤルセランゴールゴルフクラブ。

クアラルンプールの町のど真ん中に位置しています。

今回、マーケティング部長のカリル氏に案内してもらいました。

117年の歴史は、アジアで2番目に古いゴルフ場だそうです。

政財界の有力者がメンバーとして名前を連ねています。

マレーシアでも殆どのゴルフ場がゴルフカートを導入する中、伝統を重んじて「歩くゴルフ」を継承しています(70歳以上はカート使用可)。

東西18ホール、合計36ホールがあります。

それぞれのコースで趣きが違い、東は都会のビルにかこまれ、西は樹齢百年を越える木々が生い茂っております。

滋賀の琵琶湖カントリークラブと友好関係があり、毎年メンバーの交流があるとのことです。

伝統に守られた都会のオアシスは、都会の喧騒と隣り合わせの別世界でありました。

 

  マレーシアゴルフのルーツを探る

 

ムルデカ(独立)広場に隣接するこのゴルフ場は、1884年、社交のためのクリケットクラブとして創設されました。

その後、イギリスに統治され、ゴルフ場となってオープンしたのが1893年とのことです。

クラブハウスの壁には、100年前の写真の数々が掲げてあります。

歴史の重みとそれを受け継ぐクラブメンバーの誇りが感じられました。

 

  看板を背にティーショット

 

 

WAITGCの看板を背に、ティーショットを放ちます。

キャディーは、2人に1人ずつ付きます。

メインスポンサーは「キャロウェイ」。

参加者へのボール提供や、商品協賛をしてくれています。

4日間回れば、4カ国のゴルファーとラウンドできる機会があります。

お国柄の違うプレーヤー達と回れるのもWAITGCの特徴であります。

 

  プレス発表でスポンサー表彰

 

 

 

世界アマチュアチームゴルフ選手権の記者発表がありました。

今回で17年目を向かえるトーナメントは、マレーシアの素晴らしいゴルフ場を世界のゴルファーに紹介し楽しんでもらう目的でスタートしました。

今年は、今回のクアラルンプール地区に始まり9月まで各地で6回の予選会が開催されます。

各大会のグロス上位3チームとネット上位2チームの合計5チームが、11月に開催されるグランドファイナル大会に招待されます。

今回の大会には、オーストラリア(5チーム)、フランス(7チーム)、ブルネイ(5チーム)、インドネシア(3チーム)、日本、南アフリカ、マレーシア(それぞれ1チーム)の合計23チームがエントリーされています。

メインスポンサーのキャロウェイゴルフをはじめ、それぞれのスポンサーが表彰されました。

 

  プレス発表で質疑応答されました

 

 

今回のWAITGCの最終日にプレス発表がありました。

「このトーナメントのインパクトは、どれぐらいの額でしょうか?」

「このトーナメントに参加されたプレーヤーの直接のインパクトに加えて、リピーターとなって観光に戻ってきている方々などもいらっしゃると存じます。

確かなデータは無いですが、年間1億円ぐらいのインパクトがあるのでは。」

小生も、日本からのプレスとして質問をさせていただきました。

「WAITAGのウエブページを見ましたが、マレーシア観光局とのリンクもありません。 また、競技のルールやスケジュールは明記されておりますが、楽しい雰囲気などが、伝わってきません。 その上、日本語のサイトも無いので、多くの日本人ゴルファーに認知されていないのですが、改善される予定はありますでしょうか?」と辛口のコメントをしましたが、

「とっても良いアドバイスを有難うございます」と感謝していただきました。

 

  ブルネイチームがグロスで優勝

 

 

グロス部門で優勝したのは、ブルネイから参加した「バーディー」チーム。

4日間のトータルスコアは1005ストローク(4名中3名のベストスコアの合計)。

2位のフランスの「キラーズ」チームに19ストロークの大差をつけました。

ブルネイからは5チームがエントリーしていました。

日本では、なじみの薄い国ですが、マレーシアの隣国で同じイスラム教国。

原油からもたらされる富で、税金も教育費も高速料金も全てが無料です。

豊かな国だからこそゴルフも盛んなのでしょう。

 

  大挙して参加したフランスチームが準優勝

 

 

今回、フランスから7チームが参加しました。

その中で、グロスの部で準優勝を収めた「キラーズ」チーム。

今回から初参加の女性混合チームで、見事栄冠を射止めました。

表彰に国旗を掲げて、喜びを表すのもお国柄でありましょう。

 

  盛り上がった表彰パーティー

 

 

最終日に行われた表彰式を兼ねたパーティー。

出し物は、マレーシアの民族舞踊を皮切りに盛りだくさんであります。

参加者が一体となって踊り歌い、盛り上がったものとなりました。

マイケル・ジャクソン(物まね)まで登場して「We are the world」を熱唱しました。

We are the world. We are the GOLFR.

GOLF is o. 1.

と皆で盛り上がりました。

 

日本からも1チームが参加

 

 

日本からも1チームが参加されました。

「とっても楽しい競技でした」

4日間で4カ国のゴルファーと一緒に回って友達の輪が広がりました」

「日本で知られていないのが、残念ですね」

「自分のペースを崩さずにプレーする外国ゴルファーには、感心しました」

ゴルフを通じての国際交流の素晴らしさを体験されたようです。

 

今後の課題

 

 

日本からの参加者は、1チームだけだったが、参加された方は共通して、

「今まで、こんな楽しいトーナメントを経験したことが無かった!」とコメントされておられました。

今後、日本からの参加者を増やすには、

1.      ウェブサイトの充実をはじめ、告知の徹底をする

2.      マレーシア政府観光局の後援競技であることをPRする

3.      日本でのレッスンやコンペを開催して潜在ゴルファーを育てる

4.      既に参加された方が、集まることが出来る会を催す

5.      練習場連盟やゴルフ場協会の選手層にアピールしていく

6.      学生をターゲットとした告知を展開する

 

今回、優勝したブルネイからは5チーム、フランスからは7チームの団体が参加されました。 多くのチームの仲間達がパーティーでは非常に盛り上がったものになりました。 日本からも今後、参加者が増えることで更に盛り上がり楽しい雰囲気のものになると思いました。

 

皆が参加した盛り上がったパーティー

 

 

陽気な雰囲気が出たパーティーでした。

参加者皆が参加して、盛り上がりました。

 

マレーシアの民族舞踊が披露されました

 

 

マレーシアの民族舞踊が表彰式の前に披露されました。

タイの踊りとは一味違う、お国情緒あふれるものでした。

 

インドネシアの民族舞踊が披露されました

 

今回、優勝を勝ち取ったインドネシアのチーム。

舞台に出て、自ら民族舞踊を披露されました。

ゴルフだけでなく、エンターテイメントも最高のチームでした。

 

最後は、皆さんがダンスに参加されました!

 

最後は皆さんがダンスに参加されました。

世界各国からの参加者により正にゴルフを通じた国際交流で在ります。