関西ゴルフ練習場連盟高木事務局長レポート

 

NO.50

北海道ゴルフ旅行

 ホームコースの加西インターCCに大阪在住・在勤者を中心とした会を作って17〜8年になります。毎年1回遠征旅行をしていますが、今年は6月21日(土)〜23日(月)に計12名で2泊3日の日程で北海道へ遠征しました。1日目ニドムクラシック・ニスパC、2日目苫小牧CCブルックスC、3日目北海道クラシックGCをラウンドしました。初日は3バーディを取って結果は81打ともうひとつ。2日目は2バーディを取って80打とピリットせず、特に2日目はネット76でメーカーと不本意な成績に終わりました。2日間は旅行気分のゴルフでふがいなく、1度もなかったメーカーに発奮し3日目の北海道クラシックは絶対に良いスコアで回ると心に決めスタートしました。言わずと知れた難しいコースで、39・38で回り(70代は一人だけ)2位となり、馬も当りホクホクで帰ってきました。天候も曇り、曇り、晴れで湿度も低く快適な旅行でした。

ゴルフは集中して出きる時と出来ない時があり、今回のようにフロントからのラウンドの時は締りが無くても80そこそこで回れても、バックティから回ると直ぐに85を越えてしまいます。

昨日の29日は研修会で、朝から雨模様、バックティで気合も入らず38パットで85打と典型的なだらしないゴルフをしてしまいました。

まあ、ミッドシニアのアマチュアですから、ガツガツせず楽しんでゴルフが出来たら良しとしましょう。

               平成20年6月30日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

北海道クラシックにて

 

NO.49

平成20年関西ミッドシニアゴルフ選手権を終えて

平成20年関西ミッドシニアゴルフ選手権は、6月11日〜12日に三木よかわCC(6,354Y、パー72)で行われた。5月23日に北六甲CC東コースで行われた予選は、79打5位で通過出来たものの、決勝は予選とは又違った雰囲気の中で行われる為、その雰囲気に呑みこまれないように臨んだ。1日目は、全く知らない人とのラウンドで、適度の緊張感を保ちながらラウンド出来、37、38の75で回れ、上がったら5位タイと好位置であった。2日目は同じスコアで回った、良く知っている粂田隆生さん(小野GC)と斎泰二さん(加西CC)でもうお一方は初めての人であった。

出だしの長いミドルホールで、第2打はFWの木を避けて花道へ刻んだ。ここまでは予定通りであったが、エッジまで20Y、ピンまで30Yの計50Yのアプローチを大トップしてダボを叩き浮き足立ってしまった。しかし、次のロングホールでバーディを取ったものの、大トップのアプローチは最後まで響き、きっちりと打てず終わってしまった。アウトは1バーディ、2ボギィ、2ダボの41、インも1バーディ、4ボギィ、1ダボの41であった。最初の大トップがなければもう少しスコアがまとめられたのにいう場面が多々あった。結局、2日間157打だったが、155打までの9人が、11月に宝塚GC新Cで行われる日本ミッドシニアゴルフ選手権への出場を決めた。終わってみれば、もう一つ緊張感のないゴルフであったと反省している(その時は1打1打大事にプレーしたつもりだったが…)。ゴルフにたらればは無いとは分かっていても、なんとももったいないラウンドであった。

優勝は関西ゴルフ練習場連盟会員の『松商日吉台ゴルフセンター』(高槻市)社長の松本敏夫さんでした。松本さんは新大阪ゴルフ倶楽部でのハンディキャップは+1のスーパーシニアで、平成16年関西シニアのチャンピオンでもあります。話をしていても、技術的にも、精神的にも小生とは一回りも二回りも違い、ゴルフに対する意気込みも全く異なる事を痛感しました。日本ミッドシニアゴルフ選手権では、ぜひとも頑張って欲しいと願っています。

平成20年6月17日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

優勝の松本敏夫さん

 

NO.48

高橋勝成プロと

関西ゴルフ練習場連盟の平成20年度年次総会が、5月28日(水)大阪上本町“天山閣”にて開催された。総会後のセミナーには、プロゴルファー高橋勝成氏とゴルフライターの泉武氏の掛け合い形式により、講演が進められた。

講演の詳細は別に譲るとして、ゴルフは一人一人が持っている感触や感覚が大事で、まずはその『感』を鍛えることの重要性を唱えられていた、その他、日本プロマッチプレー選手権の話やエチケット・マナーの話等瞬く間に1時間半が過ぎた。

高橋プロは、レギュラーツアーで14勝、シニアツアーで13勝、1983年から15年連続シード選手、2000年〜2003年は4年連続シニアの賞金王になられ、輝かしい実績の持ち主である。

小生も今まで何回か挨拶をする機会があったが、大変腰が低くこちらが気を使う程であった。高橋プロの座右の銘は『実るほど頭を垂れる稲穂かな』とのこと。プロゴルファーとしての実績だけではなく、その人間性のすばらしさに感銘を受けました。

平成20年5月30日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.47

関西ミッドシニアゴルフ選手権予選突破

 

平成20年5月23日(金) 関西は3地区(北六甲CC、池田CC、奈良国際GC)で開催され、小生は北六甲CC東コースの試合に参加した。この関西ミッドシニア選手権には過去4年間1度も予選落ちはなく、又今年で最後となる選手権につき(来年はグランドシニア選手権)、事のほか思いの強い大会となった。

2回の練習ラウンドでは、アプローチ、パッティングに冴えを見せ、75と77で回れた。しかし、ショットが正確での好スコアではなかったため、不安を抱いたままに試合に臨んだ。参加者69人、通過は21名の為、70代で回れば通過は間違いないとの読みで臨んだ。

インからスタートして2オーバーの38打でアウトへ折り返したが、1番Hはパーの後、2番で50cm位のパーパットを外し、3番のショートホールはなんとかパーにしたものの、その後3パットもあり4ホール連続ボギィとした。若干不安もよぎったが、残りの2ホールは執念でパーを取り、79打でホールアウトした。結果的には5位タイで通過できた。

好結果であった原因は

 11. 試合の10日程前にフロントティから回るチャンスがあり、それまでの飛ばしたい一念で少しボールから離れて横振りにしていたスウイングを、若干ボールに近づきアップライトに立って打つようにしたら、ダフリ・トップのミスが減り、おまけに振り切れるようになった。千草CCでのことだが、その時は71の1アンダーでラウンド出来た。

 22. 練習ラウンドでは、ドライバーの打つ方向を考えすぎて、返って左右に振れていたことに気づき、本番では一途にFWのセンターを狙って行った事が好結果に繋がった。

 33. いつもの通り、大東ドクター発案のパッティングコースターを使い、約1時間は10歩と15歩の距離感を掴む練習をし、1〜2歩の短い練習も繰り返し行ったことも、好結果に繋がった。

 44. 大東ドクターから頂いたオンネーム入りボールも後押ししてくれた。

 

尚、パッティングコースターの45度の位置に付けられている赤の三角印は大変有効で、

この三角印の3つの間(90度)を通ればカップインと見なすことが出来るので、切られたカップを使わず、コースターによるグリーンの隅での練習が功を奏していると言える。

 関西ミッドシニア選手権の決勝は、6月11日〜12日に三木よかわCC(東・中コース)で行われ、約70人の上位9人には、日本ミッドシニア選手権(11月10日〜11日、

宝塚GC)の出場資格が得られる。余程のラッキーがないと難しいが、上記の教訓を胸に刻みベストを尽くしたい。

平成20年5月26日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.46

 

NO.46

2008兵庫県オープンゴルフトーナメント

シニア選手権に参加して

 本トーナメントは1977年に第1回が開催されたとのことなので歴史は古い。本大会は昨年に引き続き、吉川インターゴルフ倶楽部・MECHAにて4月5日(土)・6日(日)に行われた。結果は、昨年度JGTO賞金ランキング9位の小田孔明プロが優勝した。連盟会員の西宮名塩ゴルフセンター所属の木場本猛プロが、先に上がっていた小田孔明プロの9アンダーに並んで18番を迎えたが、ドライバーを右に曲げてボギィとし、プレーオフに持ち込めなかったのが印象的であった。翌日7日のシニア選手権は、前日までの好天から一転1日中の雨となりコンディションは悪かったが、井上久夫プロが6アンダーのぶっちぎりで優勝した。2位は2アンダーの高橋勝成プロと中瀬寿プロであった。

 小生は、3月25日に行われたアマ予選会で、シニアの60歳以上の部で89人参加、42人通過の所、79打、12位で通過出来た。7日のシニア本戦では、85打(44、41)と不本意な気持で上がってきたが、雨の悪コンディションの中全体に成績は振るわず、44人参加の中19位タイとほぼ真ん中の成績のため、まずまずといった所であった。

グリーンのコンディションは最高で、予選の日のグリーン速度は10.4ft、決勝の日は11.2ftの表示であったが、当日は雨のためもう少し遅いように思われた。1時間半前にはコースに到着し、大東プロ発案のパッティングコースターでの10ヤードと15ヤードの練習が功を奏したのか、早さにも慣れ、まずまずのパッティングが出来たと思っている。同組の曽根保夫プロは1ホール目で5ヤードをいきなり3パットされ、その後短いパターが入らず、結局3オーバーとプロの部で30人中13位タイであった。ご同伴ありがとうございました。

尚、本トーナメントは関西ゴルフ練習場連盟も後援している。

    

       優勝の井上久夫プロと         同組の曽根保夫プロと

 試合に出た時の何んとも云えない緊張感が、成績は別として、心の中に快感として残っており、この快感が忘れられず、今後も元気な間は試合に出続けるつもりです。

 

             平成20年4月16日  関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.45

書写山・円教寺と姫路城

平成20年4月3日(木)大学の同窓会で、兵庫県姫路市の書写山・円教寺(えんぎょうじ)と姫路城を観光した。当日は好天に恵まれ暖かい日で、桜は7分咲きと最高の日を選び、幹事としては日頃の行いの勢と上機嫌であった。

円教寺は、性空上人(しょうくうしょうにん)が西暦966年に庵を作った所から始まり、今では西国三十三所観音霊場の第27番札所として知られている。又、映画『ラストサムライ』やNHKの大河ドラマ『武蔵』の撮影現場としても知られるようになった。京都の清水寺に似た舞台のある魔尼殿(まにでん)をお参りし、山上の「三之堂(みつのどう」に入った。大講堂、食堂(じきどう)常行堂(じょうぎょうどう)がコの字型に配置された静かな空間でしばし休息を取った。ここは、意外と観光客も少なく、静かに参拝が出来た。

 

「己を忘れて他を利するは、慈悲の極みなり」

 

それから、国宝・姫路城へ寄ったが、ここは花見時でもあり観光客が多く訪れていた。場内は飲酒が禁止されているため、酔っ払いもおらず良好な雰囲気で散策が出来た。姫路城は播磨の守護職赤松則村が1333年に砦を築き、その子貞範が城を構え、その後羽柴秀吉が1581年に3層の天守閣を完成させた。更にその後徳川家康の娘婿の池田輝政が1601年から8年費やして5層7階の天守を築いたとのこと。近くの加古川に住んでいてもなかなか訪れることは少なく、久しぶりの見学に満足な1日を過ごせた。

その後、姫路駅近くの美味しい料理を食べさせてくれる、恒藤理事長ご推奨のお店へ寄り、

ほろ酔い気分で気持ち良く帰宅できた。

 

             平成20年4月9日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.44

下関の「ふく」料理

平成20年3月4日(火)JRの「関門ふくふく下関コース」という料理の旅に行ってきた。料理代と新幹線代がほぼ同じという日帰りの旅であったが、本場のふく料理をたらふく食べて、近くの観光地を訪問した。

下関市立水族館の『海響館』、毛利元就の子孫の14代当主の毛利元敏が建てた『長府毛利邸』、古代の朝鮮半島との交流時代の出土品、毛利家代々の遺品、下関出身の乃木希典の遺品等が飾られた『長府博物館』、近くの武家屋敷等を散策し帰ってきた。

   

毎年冬には山陰方面へ蟹を食べに行っていたが、今年は趣向を変えてふく料理にした。あいにくの雲り空で、薄ら寒い1日であったが、たまには家庭サービスもしないとね…。

平成20年3月6日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.43

東香里ゴルフセンターのゴルフツアーに参加して

 

平成20年2月13日(水)深夜に関空を出発、18日(月)早朝に帰国するという日程で、一昨年の海南島、昨年のタイ・バンコックそして今年のタイ・パタヤと3年連続海外遠征にお世話になった。丸4日間滞在中は曇りで、最後の日にちょっと青空が見えたという天気で、殆ど汗をかく事もなく、赤道に近い国に行ったにも拘らず快適な旅行であった。

2月14日は現地時間の早朝5時頃、バンコック・スワナプーム空港に到着しそのままゴルフコースへ。

1日目 カスカータGC

2日目 サイアムGC・Newコース

3日目 レム・チャバンゴルフコース(フリーデイ、オプション)

4日目 サイアムGC・Oldコース

(2007LPGAホンダクラシック開催コース)

初日のカスカータGCは昨年回った3コースの中では1番良かったコース(コース設計、コースコンディション共)で、18ホール全てに池があるというコースであったが、旅の疲れもものともせず絶好調で、1ラウンド6バーディを取り、これは多分初めてという快挙であった。ラウンド前にキャディにバーディを取るたびに100バーツ(約350円)のチップを約束しスタートしたが、まさか6ケも取るとは考えておらず、結局800バーツ渡すことになった。同伴の2人はノーバーディの為、200バーツしか払わずキャディの機嫌がちょっぴり悪く可哀相であった。結局初日74、2日目84、3日目81、4日目は87と大叩きをしてしまい本来の姿に戻った感じでした。

又、サイアムGC・Newコースの練習場は、天然芝で、後方にキャディを立たせてのショットはトーナメントプロの、日本では絶対に味わえない気分で最高であった。

大東ドクター、岡本コーチを始め、タイの長澤プロ等沢山の人のお世話になり、又全員無事に帰れたことは大変良かったと思います。来年も是非実施してください。

平成20年2月25日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.42

映画 『母べえ』

 昭和15年2月、東京に暮らす野上家(父:滋=坂東三津五郎、母:佳代=吉永小百合、長女:初子=志田未来、次女:照美=佐藤未来)はその夜も笑いの絶えない楽しい夕食を囲んでいたが、それが家族揃った最後の晩餐になるとは知らずに………。翌早朝、父が治安維持法違反で検挙される。畳の部屋へ土足で入り込んだ特高(特別高等警察)は、怯える家族の前で、父を縄で縛り連れ去る。残された3人家族に、父滋の教え子の山崎徹(浅野忠信)や父滋の妹の久子(檀れい)や母佳代の叔父の仙吉(笑福亭鶴瓶)が訪れ、貧しくとも悲喜こもごもの生活が続く。そして、昭和16年12月8日日本軍は真珠湾攻撃を行い太平洋戦争に突入する。その翌年1通の電報が来て父の死が伝えられる……。

 小生は昭和14年11月生まれなのでこの映画は生まれた直後の話であるが、丸い卓袱台を囲んでの食事、灯火管制や空襲警報で防空壕に逃げ込んだ事をうっすらと憶えている。そして、そこそこの資産のあった我が家も戦後のインフレでどん底に落ち込み、母の着物や売れるものは全て売って砂糖やお米に換えたこともまだ小生の記憶から消えない。

 文芸春秋の2月号で、山田洋次監督、原作者の野上照代さん、主演の吉永小百合さんの対談話が出ていた。濃密な親子(母娘)関係や貧しい中で必死に明るく生きようとした生活が、140分の映画の中で充分描かれており、自分自身の幼い時のおぼろげな記憶とオーバーラップし、何回か胸にこみ上げてくるものがあった。ぜひ、家族揃って見に行ってください。

                      平成20年2月11日 高木晧次

 

 

 

 

NO.41

 

あけましておめでとうございます。

この1年を振り返りますと、関西ゴルフ練習場連盟の事務局長としては、50周年記念事業の記念式典及び記念ゴルフ大会を無事終える事が出来した。その他の事業もなんとか無事終えることが出来ました。概ね良好な1年が過ぎたと思っています。

個人的には、健康面では大した問題もなく、健康な1年であったと自負しています。唯一の生きがいといいますか、趣味のゴルフは回数だけは重ねましたが、内容的にはもう一つでした。

平成201月5日   オーセントGCにて

年間成績は、                      

ラウンド数:126   平均スコア:80.8 

平均パット数(パター使用回数):33.0  バーディ数:119  OB数:36

ベストスコア:73  ワーストスコア:93

反省点として、ドライバーの飛距離は当たった時で220〜230Yですから、ランのないコースでは6、500Yを超えるとパーオンの出来るホールが減り、どうしてもスコアメークが難しくなります。そして、無理をしてダボ、トリプルを叩くケースが多々あり、この辺りを今年は徹底的に直したい。

今年の目標は、

@   @自分なりのゴルフに徹する。即ち、400Yを超えるミドルホールは2オン狙いを諦め、3オン1パットのパー狙   いに徹する。

 A ドライバーからパターまで、重心(下半身)の動かないスイングを心掛ける。即ち、

自分の持っているスイングプレーン通りのスイングを心掛ける。

  B 結果として、再度日本ミッドシニアゴルフ選手権に出場する。

   さて、どうなりますか…?

                          平成20年1月5日 高木晧次

 

NO.40

映画 『茶々 ―天涯の貴妃―』

 茶々・はつ・小督(おごう)は戦国武将である織田信長の妹・お市と小谷城の城主・浅井長政との間に生まれた三姉妹。だが浅井長政は1573年、織田信長の手で攻め滅ぼされ、幼い茶々と妹たち、そしてお市は織田家の重臣・柴田勝家の元に身を寄せることになる。

 信長亡き後、戦国の覇者として羽柴秀吉が頭角を現していく。1583年、秀吉に攻められた柴田勝家は最期の時を迎える。その勝家と共に自害することを選ぶお市。彼女は一緒に死のうとする娘たちに「あなたたちだけが、私の誇りなのです。生きるのです」と言い残し息絶える。そして三姉妹はそれぞれの道を歩みはじめる。

 今、読売新聞の夕刊で、諸田玲子作『美女いくさ』が連載されている。H19..25から200回近くになったが、この連載は、末娘の小督を主人公にした物語であり、大変楽しく読ませて頂いている。

その後、茶々は秀吉の側室になり、鶴丸(二歳で死去)と豊臣秀頼を生む。小督は3人目の主人・徳川秀忠との間に、千姫と徳川家光を生む。姉妹が徳川と豊臣に分かれ、それぞれの人生を歩み、結局茶々(淀君)は大坂城で秀頼と共に非業の死を遂げる。たまたま新聞小説の時代と映画が合致していた為、大変面白く観賞した。

ヒロイン茶々を演じるのは、元宝塚歌劇団宙(そら)組の男役トップスター、和央ようか。

本作がスクリーンデビューで174センチの長身を活かした、凛々しくも強い意志を持った新たな茶々を作り出したとのこと。戦国時代にご興味の方の必見の映画です。

                      平成19年12月25日 高木晧次

   

 

NO.39

大阪の靴屋さん

 連盟事務所の近くに変わった靴屋さんがある。大阪市北区の曽根崎通り西天満角の靴屋さん。小生が6年以上前に勤務し始めた時から、中央の『もうあかん やめます』の垂れ幕が掛かっていた。風雨で薄黒くなっている。左側の垂れ幕は『格差社会を是正せよ。身長の格差は当店で』と書かれている。一番右に『相撲界は土俵際、当店も土俵際』があったが、最近写真のように

『いや、やっぱり やります』に変わった。やっぱり、大阪でんなぁ…◎☆∽♀♂…@*※▽√

        平成19年11月26日  関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.38

4回全日本ミッドシニアパブリック

アマチュアゴルフ選手権に参加して

 歴史のあるパブリックゴルフ選手権の中の、65歳以上に参加資格のあるミッドシニアゴルフ選手権に参加した。西日本地区予選は各パブリックゴルフ場で行われ、小生は9月5日アオノゴルフコース(兵庫県加西市)で参加した。21名が参加、予選通過8名中の2位で通過し、西日本地区決勝にこまを進めた。西日本決勝は9月29日水島ゴルフリンクス(岡山県倉敷市)で行われた。このコースはJFEスチール倉敷工場の南端にあり、工場門で入場証を受け取ってから7Kmも走った所にあった。約20分間、工場の建物の間を走り南端の海岸縁にある珍しいコースであった。この西日本の大会もなんとかクリア出来、全国大会参加資格を得た。

全日本大会は10月24〜25日フェニックスカントリークラブ トムワトソンコース(宮崎県)で行われた。このコースは過去に1度だけラウンドしたことがあったが、左右の松林に入れたら1打は謝らなければならず精度の高いショットが必要であるとの認識で、前日の練習ラウンドに望んだ。しかし予想以上にFWは狭く、ラフは深く、更に松林が控えているというセッティングに圧倒されて練習ラウンドを終了した。スコアは39、43で精一杯。翌日の1日目は3組目の7時14分と早いスタートで、トリプル2ケ、ダボ1ケで88打も叩き、2日目80名以内の進出が心配されたが、皆さんスコアが伸びず、カットラインは93打であった。練習日と共に晴天に恵まれ、最高のゴルフ日和であったが、残念ながら全く自分のゴルフが出来なかった。2日目は気楽に回ろうとスタートしたが、直ぐに雨になり、苦労しながら84打で回り、最終的には172打40位であった。

優勝は159打の為、如何に難しかったかが窺える。

 後で知ったが、同コースで約1週間後の11月2〜3日にシニア日米対抗戦が行われ、日本から青木、中嶋、室田、倉本、尾崎兄弟ら8名が参加、米国からトム・ワトソン、デイブ・ストックトン、ラリー・ネルソン、クレイグ・スタドラー等が参加して行われるとの事。FWの狭さやラフの深さはじゅんじょうではなかったことが頷けた。

 元気な間はまだまだチャレンジ精神を忘れず、これからも色々な試合に出て挑戦していきたい。

平成19年10月31日  関西ゴルフ練習場連盟   

                                           高木晧次

 

 

 

NO.37

晋治 プロ

 オーセントゴルフ倶楽部(兵庫県加西市)所属の堀晋治プロとは、時々ラウンドして頂いている。特に最近は時々ではなくなり、月に2〜3回も同伴願っている。1965年4月生まれの42歳、PGAプロテストの合格が1991年なのでTPになってから16年になる。180cmの長身から振り切るショットは、若干フェードのすばらしい弾道を描いていく。小生は年に2〜3回は男子トーナメントを観戦に行くが、堀プロのショットはトーナメントに出てもなんら遜色はない。ドライバーの平均飛距離は275ヤード位で、打ち下ろしやフォローの時は300ヤード位飛んでいる時がある。スイングもオーソドックス。

 同伴してお願いしていることは、スタンスの方向とフォローの腕の位置を見て貰っている。スタンスは気が付かないうちに右に向いている。特に左が要注意の時は顕著である。フォローの左腕の位置も引っかけを防いでいる為か脇が空いてしまう。その都度指摘を受けているが、ご一緒すると勉強になる。

下記のスコアは、本人もびっくりの1イーグル、8バーディでボギィなしの62であった。アマチュアが3人がかりでも全く歯が立たず完敗であった。勿論当人のベストスコアとのこと。

 

      堀晋治プロ(左)と

 

 堀プロの最近の成績:

  KGPUトーナメント   7月13日 小野東洋GC 36・36=72 4位

関西オープンゴルフ選手権 8月31日〜9月2日 加古川GC 

(決勝)        76・72=148(+4)で1打足りずに予選落ち 

  JGTO・2ndQT   9月4日〜9月7日 オリムピックGC

                69・71・70・73=283(−5)

                108人参加、32人通過の所4位通過 → 立派

  スリクソンチャレンジ   9月12日  愛知県・南山CC

                37・37=74 2打足りず予選落ち

関西オープン2日目のハーフを付いて回ったが、5・6〜7・8mのパットが全部外れた。早めに1ケでも入っていれば流れは変ったのにと思った。スリクソンチャレンジでもバーディなしの2ボギィでは予選通過は難しい。少し上位の選手のホール・バイ・ホールを見ると3〜4ケバーディを取っている。パッティングが課題かもしれない。何かの書物で、『トッププレーヤーは妥協を嫌い、ゴーイング・マイ・ウエーを通さなければ生き残れない』と書いてあったことを思い出したが、小生の知る限り人が良すぎる。

JGTOになってからは1度もFinalQTへは行っていないとのこと。10月30日から4日間小野東洋GCで行われる3rdQTには是非通過し、FinalQTへ進んでくれる事を期待している。

               平成19年9月13日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.36

蝶々の功罪

大東将啓ドクター発案のチョウチョのシールを貼って使用している。小生のクラブセッティングは、ドライバー、3W、5W、2UT、4UTに加えアイアンが5番から8本とパターで14本にしている。

テークバックでチョウチョが飛び立たないように、ゆっくりとクラブを上げるという本来の目的はアドレスの度に意識して行っている。アドレスの度に意識することが大事なので大変役立っている。

しかし、ゴルフ仲間から相変わらず物好きやと思われているのが悔しい。それと、もう少し小さい可愛いチョウチョが欲しい。

平成19年8月17日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.35

最近のゴルフスコア

 梅雨が空け盛夏となりました。8月に入り丁度71日間ゴルフ場へ通ったことになります。最大目標の関西ミッドシニア選手権は、サンロイヤルGCで行われた予選は77で周り4位と好スコアで通過したものの、決勝の鳴尾GCは全く歯が立たず、昨年に続き本年も出場を目指していた日本ミッドシニア選手権(11月小金井CC)出場の夢はあえなく潰えました。

 今年に入ってからの成績は、ラウンド数75、平均スコア81.4、平均パット数32.8(パターを使った回数)、バーディ数78、OB数23ケです。バックティからのラウンドが多い為飛ばない小生はどうしてもスコアが悪くなります。

特に最近気になるのは、最初は良くて後が悪いというパターンが多いことです。下のスコアカードは8月2日開催されたKGU主催インタークラブ選手権(相生CC:高麗グリーン)のスコアカードですが、インからスタートしバーディ、バーディ発進したものの4パットと3パットで40打、後半も3パット、OBで40打。バーディ3ケ取っての80打はもったいない。

7月26日福崎東洋GCで行われたデイリースポーツ年齢別ゴルフ選手権も、パー・バーディ・バーディ・パー・パーと5ホールを終わって2アンダーの所、その後ボギー・トリプル・ボギー・ダボで41打、後半も6ホールを終わってパープレーが、その後ボギー・ボギー・ダボで40打、合計81打。なんとか予選は通過したものの情けない結果でした。決勝は9月21日に吉川CCで行われるので、後半崩れないような我慢のゴルフをしてきたい。

 今後は、PGSミッドシニア、アオノシニアオープン、TVアマ、KGUシニアチャンピオントーナメント等に出場予定なので、なんとか我慢のゴルフをしてきたい。

               平成19年8月8日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.34

 嶌信彦氏 「これからの10年 企業と地域を活かす感性」

TVのコメンテーターでお馴染みの嶌信彦氏による、リコー関西(株)主催のセミナーに参加した。平成197月5日梅田スカイビルにて開催され、定員500名の満員の中、1時間半たっぷり政治から離れた話を聞かせて頂いた。いつも講演の最後に話しているという内容に、自分の人生を考えさせられる思いをしました。

《講演の要旨》

 20世紀から21世紀に変わり、時代の流れが変わった。20世紀は生産者の時代・物がない時代といえる。汗と涙と根性の時代であったが、21世紀は、癒される・くつろげる・のんびり出来る即ち清潔・安心・安全の時代になった。又、車の購入サイクルが変わり又洋服の購入サイクルも変わってきて、大量生産・大量消費の時代は終わった。

 私はイタリアが好きでしばしば訪れているが、イタリアの殆どの企業は中小企業で、目指

すは世界のNO1である。衣食住のどれを捕らえてもNO1である。衣の超有名ブランドは

言うに及ばず、イタリアの食はスパゲッティやボンゴレだけではなく、スロ−フードの発信

地でもある。レストランはRESTが語源であるが、イタリアではRESTをする所がレス

トランであり、サービスがものすごい。車のフェラーリやランボルギィーニは超1流である。

イタリアの時間当たりの生産性はトップクラスで、日本・韓国はビリである。勤務時間内の

頑張り方はものすごい。日本は時間が過ぎてもなかなか帰れないという企業が多い。

 今後は21世紀の時代の変わり目を読んだ事業を展開すべきである。その第1グループは

情報通信第2グループは環境・医療・安全第3グループは流通・サービス・シルバー産

業・農業である。関西はイタリアを目指して、オンリーワン・NO1を目指したらどうか。

 講演の最後にいつも申し上げていることだが、これからは友人を作ることが大事である。

知人はいるが友人はいないでは寂しい。1年で4〜5人の親友を作れば、10年で4〜50

人になる。そして、コミュニティで奉仕をし、品性を磨き、損得抜きの人生を送られては如

何か? 小生にとっては耳の痛い話であった。            

平成19年7月20日 高木晧次

 

 

NO.33

北京旅行(6)……終わりに

        北京交通ラッシュ

昔の北京は自転車天国と聞いていたが、今は自動車の交通ラッシュ。ホテルの前は高速道路の東三環中路沿いにあったが、朝は市の中心部へ向かう車で一杯であった。中国には合弁の自動車工場が沢山あるが、韓国の現代(ヒュンダイ)自動車の生産量が一番多いとの話。今は1000CCクラスが50万円程度で買えるので、サラリーマンでも持つ人が増えているとの事。

 

     バスのバックミラー

色々な国のバスを見てきたが、北京で見たバスのバックミラーは、ここまで大きくしなくても良いのにと思った。所変われば品変わるの典型のようだ。

 

     この荷物

日本でも空き缶を回収して自転車に一杯荷物を積んだ光景を時々見かけるが、この積み方は日本では見られない。勿論、自転車の荷台にではなく、小さい二輪リヤカーのようなものを繋いでいるが…。

 

     天安門広場にて

最終日に天安門広場を見学した。人民大会堂、中国国家博物館、毛主席記念堂にはさまれた大広場には、中国の各地から来たお上りさん観光客が溢れていた。天安門は1420年に創建され、その後、戦火で焼失し1651年に再建されたとの事。壁には毛主席の肖像画が掲げられている。ある画家が描いているこの画は、毎年10月1日に掛け替えられるとのこと。あの1989年6月4日の戦車が走り回った天安門事件を思い出しながら広場を後にした。

                              (終り)

 

NO.32

北京旅行(5)

        北京ダック

北京料理に代表する料理を一つ挙げれば北京ダックであろう。北京ダックの名店中の名店といわれる『全聚徳』へ行った。目の前でこんがりローストした北京ダックを切り分けてくれる。パリッとした香ばしい皮とその裏側のジューシーな脂身 を、荷葉餅の上に北京ダックと葱をのせ、甘い味噌ダレを付けて、くるくる巻いて食べた味は絶品であった。

その他、四川料理、上海料理、麺料理、羊肉しゃぶしゃぶ等色々食べたが、北京ダックと羊肉しゃぶしゃぶ以外はもう一つであった。日本でもよく食べる麻婆豆腐の味も日本で食べる味と違い余り美味しいとは思はなかった。

 

     京劇・中国雑技団

OPで見た京劇(三国志)は小生の芸術的感覚のなさからか、余り感激することもなく、インプットされている映像そのものであった。雑技団は上海が有名で、北京も肩を並べるほどとのことであったが、TVで見た印象が強く感激する程でもなかった。

 

NO.31

北京旅行(4)……世界遺産(A)

     明十三陵

明(14世紀後半〜17世紀前半)の時代の歴代皇帝が眠る陵墓群で、約40kuの敷地内に13の皇帝の陵が点在している。大阪・堺市           の仁徳天皇陵も陵の一つとしては広大であるが、鬱蒼とした森の中に点在する明十三陵は世界遺産だけあって、圧倒される。

     周口店(北京原人遺跡))

約40万年前の人類の化石として、スエーデンの地質学者が人類の歯と思われるものを発見し、その後中国人考古学者が頭蓋骨を発見し、最終的に十数人分の原人の骨が発掘された。博物館には発掘された色々な化石が展示されている。

どちらが北京原人???

     頤和園

故宮近くの北海公園や頤和園の昆明湖も、山水を重んじる中国人が人工的に造った湖で、湖の近くの山は湖を造る為に掘った土で出来ている。この頤和園は中国最大級の皇室庭園で、1900年頃荒廃していた庭園を西太后が軍費を使って修復し、清朝滅亡の一因にもなったと言われている。昆明湖畔には、天井に無数の絵画が施された728mの回廊がある。

 

NO.30

北京旅行(3)……世界遺産(@)

* 故宮博物院(紫禁城)明の時代に築き上げられた故宮は、敷地面積72万uに9000もの部屋があるという世界最大級の宮殿。清朝最後の皇帝・溥儀が退位するまでの約500年間、24人もの皇帝が君臨し続けた。中国最大の木造建築物といわれる『太和殿』はオリンピックを前にして修復中で覆いが被され見えなかった。数年前に台北の故宮博物館へ行ったことがあるが、蒋介石総統が北京から持ち帰ったという沢山の置物や装飾品が陳列してあった。北京の故宮は建物が中心、台北の故宮は中身が立派な博物館であった。二つが一緒になれば、最高の博物館になるのにと思った。

* 万里の長城 今から二千数百年前の春秋戦国時代に、北方異民族から守るために、各地の部族が土で城壁を築いたのが始まりで、紀元前二百年前頃に中国を統一した秦の始皇帝が繋いで完成させた。その後、明の時代になり土壁をレンガに作り変えられたのが現在の長城となっている。北京郊外には3つの長城がありその一つの八達嶺長城を見学したが、残念ながら靄がかかり遠方までは見渡せなかった。険しい山の頂に、全長6350Kmという長いものをよくも作ったものだと関心した。今、日経の朝刊に堺屋太一氏の『チンギス・ハン』を連載しているが、西暦1200年頃の話なので、正に今の中国にとっては北方異民族であったのであろう。

(続く)

 

 

NO.29

北京旅行(2)……大変めずらしかったこと

        北京空港へ着いた日の夕食後、『東安門夜市』へ行きました。北京の中心地・王府井大街にあるこの夜市は88軒の屋台が並んでいる。日本の夜市では、焼きそばのソースやいか焼きの醤油の臭いが漂うが、ここではなんとなく生臭い臭いがして、我々日本人には食欲がそそらない。おまけに、キリギリスやバッタのから揚げ、カエルの足、サソリや蝉の串刺しまで見ると、いかにゲテモノ好きの小生でも、これには参りました。

 

        天安門広場の約3Km南に、天壇公園がある。明・清時代の皇帝が五穀豊穣を天に祈った場所として、1998年に世界遺産に登録されている。 

    入場料は5元(約250円)とのことだが、60歳以上は無料で、又行った日が土曜日の為あちこちで休日を楽しむグループで一杯であった。大きな音でカセットテープを回しながら、太極拳をしている人、社交ダンスのグループ、新体操のような長いリボンで身体を動かしている人、大きな麻雀パイに似たもので何かゲームをしている人(お金は掛けていない様だ)、胡弓の様な楽器を弾きながら大きな声で唄っている人、又、路上では大きな筆に水を付けて字を書いている腕自慢の人等日本では見かけない同じようなシーンをあちこちで見かけました。                               

   (続く)

 

 

NO.28

北京旅行(1)

 恒例にしている年1回の家庭サービスで、5月31日から6月4日の5日間北京へ行ってきた。2008..8から開催されるオリンピックの1年前とあって、空港から市内への鉄道工事、地下鉄工事、高速道路工事等工事が一杯行われており、高層ビルの建築ラッシュ、市内中心部での歩道工事、高速道路際の植樹、花壇工事等いたる所で工事が行われていた。中国人は8の字が好きとの事で開催日が決まったオリンピックも、午後8時から開会式が行われる。メイン会場の『鳥の巣』と呼ばれる外観の体育館も工事中であった。1年後の今頃は街中もすっきりとしていると思われた。

たまたまかどうかは分からないが、滞在中はどんよりとした曇り空で、靄がかかったようでビルも霞んでいた。インターネットの天気予報では晴れマークも出ていたが、結局太陽は一度も拝めなかった。その靄は、現地ガイドもはっきり説明しなかったので、黄砂なのか大気汚染なのか単なる靄なのか分からなかった。

興味深かったのは、CCTV(中国中央TV)が建設中のツインビルは、写真のように傾けて作っていた。出来上がりがどうなるのか大変興味があった。

もう一つは、劇場の座席番号の付け方で、日本では左右のどちらかから1・2・3・4…と付けていくが、北京のある劇場では…11・9・7・5・3・1・2・4・6・8…となっていた。即ち、中央が1・2で数字が多くなるほど端の方になり、奇数は舞台に向かって左側と分かるようになっている。実に合理的で、所変れば品変るの諺通りであった。

兎に角、13億を超える人口の国だから当然人も多い。重慶は3000万人で中国最大の都市、次が上海の1700万人、次いで3番目が北京の1300万人とのこと。しかし、人工衛星を打ち上げる先進国であると同時に、まだまだ発展途上国であることを痛感した。郊外へ出ると自転車にリヤカーを付けて、みすぼらしい格好をした人がペダルを踏んでいるのを再三見かけたし、道端では板の台の上に野菜や果物や小物を置いて売っている店が延々と続いているシーンも随分見かけた。埃っぽい街で、今冬タイで見かけた街並みと変わらなかった。

 旅程 1日目 夕方北京空港到着 夕食後東安門夜市を見学

    2日目 万里の長城 明の十三陵の見学 夜はOPで中国雑技団の観劇

    3日目 北京郊外の天壇公園、景山公園、北海公園、故宮博物院、天安門広場

        の見学 夜はOPで京劇の見学

    4日目 周口店(北京原人発掘現場)、頤和園の見学

    5日目 早朝帰国                         続く

            平成19年6月7日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.27

近江八幡水郷めぐり

例年なら桜も散っている412日(木)、大学の同窓会で滋賀県の近江八幡近辺を散策した。今年の桜は丁度満開で、好天にも恵まれ絶好の行楽日和であった。

午後1時に集合し、船頭さんの巧みに操る6人乗りの手こぎ舟で約80分間の舟旅を満喫した。この水郷めぐりは、今から400年前に豊臣秀次が舟中で句を詠み、茶会を催したことから始まったといわれている。葦に囲まれた静かな湖面や桜満開の堤防沿いの水路やら、心を浄化してくれるそんな舟旅であった。

  

その後八幡山へロープウェーで上り、市街地や遠く安土城のあった山を眺めた後、日牟禮八幡宮に参拝し、又八幡堀を散策した。夕食は郷土料理店の『喜兵衛』さんで、琵琶湖産の鯉やもろこやしじみ料理に舌鼓を打った。このお店は、団体は15〜6名まで1日1組限定の静かな雰囲気の昔の町屋を改造した店であった。鯉の輪切りの甘煮は、卵の味も身の味も絶品であった。帰りは、街中の佃煮やさんで買ったしじみの佃煮ともろこの南蛮漬けを手土産に帰宅した。八幡山山頂の神社の言葉が今も残っている。

 《日蓮上人御遺文》  雪は年累って水精となる

            悪積もれば地獄となる

            善積もれば仏となる    

      平成19年4月19日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.26

原作と映画

  渡辺淳一原作の映画『愛の流刑地』を見た。2004年11月から2006年1月まで

日本経済新聞の朝刊に掲載され、読者である経営者、サラリーマンの間で多く読まれ、その過激さゆえ、賛否両論を巻き起こし日本中を“愛ルケ”現象で覆い尽くしたと言われている。

小生も毎朝が楽しみであった。作者の見事な愛情表現も、ものすごい官能さ故にどのように映画の中で表現されるのか楽しみであったが、やはり微妙な心理状態は文章には及ばないように思えた。

原作は10数年前恋愛小説のベストセラーを放った作家で、その後長いスランプの陥り、今は妻とも別居中の村尾菊治とサラリーマンの夫を持ち3人の子どもにも恵まれ、何不自由ない生活を送っている入江冬香との出会いから始まった。そして、逢瀬を重ねお互いに身体をむさぼるように求めながら、冬香から「殺して、首を絞めて」と懇願された菊治は最後には殺してしまう。裁判に入り、単なる嘱託殺人ではないことを訴えたい菊治と本当の愛を知らない女性検事との公判が続き、最終的には懲役8年の刑が決まる所で物語が終わった。

 作者の前作『失楽園』も、10年以上前に同じく日経の朝刊に連載された小説で、         この時も毎朝が楽しみであったが、この時は映画は見なかった。この『失楽園』では、男女が愛の頂点で死ぬという設定でTV化もされた。

 先日、この『愛の流刑地』の放映を機に、原作者がTVに出ていた。この73歳の原作者は、こういう内容表現は体験しないと表せないと言っているのを聞いて、なんともやるせない気持ちになった。又、一般紙でこのような小説を載せると、主婦等から不謹慎といった反響が沢山出てくるが、日本経済新聞は全く来ないとの事。

 是非、又毎朝が楽しくなる小説を書いて欲しいと願っている。

            平成19年3月2日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.25

タイゴルフ合宿に参加して

 

恒例になった東香里ゴルフセンターの海外合宿に、昨年の海南島に続き本年も参加しました。2月15日深夜集合、16日未明出発、時差2時間のバンコック空港へ午前6時に到着。そのまま30度を越すゴルフ場へ総勢22名が向かいました。1日目はロイヤルGC、2日目はカスカータGC、3日目はレガシーGCと3場でプレーしましたが、いずれのゴルフ場もすばらしいゴルフ場で、特に2日目のコースはオープンが3カ月前との事で大変すばらしくメンテナンスも良好でした。

バンコックの周辺は山らしきものは全く見えず、だだっ広い平野の中の田んぼと沼を切り開いて作ったコースで、池を作ってその土でグリーンやティインググランドを作るという構造でした。その為いたるところに池が配置され、ラフからグリーンまで全てバミューダ芝で、年中緑がきれいであるとの事。

やはり異様であったのは、我々の前に回っていた日本人は、一人に二人のキャディをつけているため、グリーン上に12人が群がっておりびっくりしました。一人は傘を持ち、もう一人はパイプ椅子を持ち、ティグランドでは傘をさしてもらいながらパイプ椅子に座って順番を待っていました。話には聞いていましたが、なんぼなんでもと思いました。

プレーは大東ドクタープロと岡本・福井両プロが順番に入ってくれてのラウンドで、時には5人のラウンドになりましたが、実入りの多いラウンドでした。3日目はWペリアのコンペで、グロス79、ネット69.4と1トリプル、1ダボ、3ボギーが全て隠しホールになるというラッキーがあり優勝させて頂きました。

 小生は初めてのタイでしたが、料理も美味しく、SINGHA(シンハ)というビールも美味しく頂きました。1日目夜のシーロムビレッジでのタイ舞踊を見ながらの食事、2日目のフカヒレ料理、3日目のトムヤンクンのしびれるように辛いタイ料理等全く違和感のない食事でした。現地在住6年目の長澤隆史PGAプロのアテンドも最高で大変お世話になりました。

ホテル2泊、機中2泊の深夜出発、早朝帰国というハードスケジュールでしたが大変楽しい、有意義な海外合宿でした。来年も是非、同じような企画を期待しています。

                  平成19年2月22日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.24

謹賀新年

あけましておめでとうございます。関西ゴルフ練習場連盟の事務局長になって6回目の正月を迎えました。大過なくこの5年半が過ぎましたということですが、本当に大過なくで良かったのか、自己反省をしながらの正月でした。今後は、色々な方々からのアドバイスを受けながら、更に意義のある連盟にしていくべく、微力ながら業務を遂行していきたいと考えています。

 昨年の11月下旬に、多分ハードスケジュールとストレスで、血圧が急上昇し、耳鳴りとふらつきが出て大慌てをしました。現在、薬で加療中ですが、3週間程ゴルフを休んだ後、お医者さんからラウンドOKのサインが出ました。血圧が上がらない為に、ストレスになるゴルフをしないと決めて次の事を守ってラウンドしています。

  @ 剥きになってスウイングしない。特にアイアンは今までより大きなクラブを持って振りぬく

  A その為に、自分の持っている『スウイングプレーン』をドライバーからアプローチまで忠実にトレースする。

  B ストレスのたまり易いフルバックからはラウンドしない。

  C チョコレートは最小限にする。

その結果、再開後の8回の平均スコアは79.5で、若干以前より良いようです。

 ゴルフは何が幸いするか分りませんが、上記の@とAはこれからも守ってい

きたいと考えています。但し、大きいクラブを持って、ボールに合わせていく

事だけは絶対にしてはいけないと肝に銘じています。合わせるスウイングは、

距離が落ちゴルフが小さくなってしまうからです。

本年もよろしくお願いします。    平成19年1月9日 高木晧次

 

 

NO.23

『涙そうそう』

沖縄の方言で「涙がとめどなく流れる」という意味だそうです。

今公開中のこの映画は土井裕泰監督、妻夫木聡・長澤まさみ主演で沖縄那覇市を舞台にくりひろげられます。

いつかは自分の飲食店を出すという夢を持ち、ひたむきに生きる青年・新垣洋太郎。

彼が何よりも大切にしているのは妹のカオル。カオルは8才の時、母の再婚によって妹になった。

だが、義父は姿を消し、母は幼い兄妹を残して天国へ。

以来、洋太郎は母の「カオルはひとりぼっち。どんなことがあってもあなたが守るのよ」という遺言を胸に生きてきた。

この血のつながりのない兄妹の哀しい、はかない生き様に「涙そうそう」の120分でした。

 

NO.22

日本ミッドシニアゴルフ選手権に参加して

日本ミッドシニアゴルフ選手権は11月6日〜7日の2日間エリエールGC松山で行われた。同じコースで大王製紙エリエールレディスオープンが11月17日から3日間行われることもあって、大変良く整備されておりすばらしいコースコンディションであった。フェアーウエイは狭く、グリーンは大きく、速く(約10フィート)且つ芝目もあった。特にパッティングには小生も含めて皆さん苦労しておられた。

11月5日の練習場ラウンドは2バーディ、4ボギィ、1ダボの76(3パットが3回)とリラックスして回れたせいか良好なスコアであった。しかし、本戦の1日目は2バーディ、5ボギィ、2ダボで79(3パットが4回)、2日目は1バーディ、8ボギィ、1ダボの81(3パットが4回)の計160打であった。パッティングの大切さを身にしみて感じた。結果は出場選手63人中17位タイであったが、ジャパンと名の付く初めての大会であるので大変上出来であったと思っている。

振り返ってみると、虚心坦懐に思い切って振り抜くという気持ちを強く持って望んだつもりであったが、大ミスを警戒して合わせて打ってしまうドライバーが多かった。しかし、なんとか我慢し続けた結果が今回の成果につながったと思っている。ゴルフは我慢も大事である。来年の日本ミッド・グランドシニアゴルフ選手権は小金井カントリークラブで行われるので、切磋琢磨して再び日本の舞台に立ってみたい。

尚、グランドシニアではKGU競技委員長の三宮蔵さん(小野GC)が優勝されました。おめでとうございました。

 

  練習場ラウンドにて

左から

高木晧次  

粂田隆生さん(小野GC)

籠谷輝夫さん(加西インターCC)

市川隆三さん(小野GC)

 

平成18年11月9日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.21

5度目のシニアチャンピオン

小生のホームコースは兵庫県加西市にある加西インターCC(旧山陽カンツリークラブ)です。60歳になって直ぐから4年連続チャンピオンになれましたが、その後の2年間は気力のない試合が続きいずれも準決勝で敗退しました。しかし今年は念願のジャパン(日本ミッドシニアゴルフ選手権 11月6〜7日 エリエールGC松山)の出場が決まっており、そのプライドからも絶対に負けられないという意気込みで臨みました。

   今本理事長(右)から優勝杯の授与  小杉社長(右)からメダリストの授与

 

結果は27Hの予選でメダリスト、1回戦は18Hのマッチプレーで6−5、準決勝は27Hのマッチで7−6で勝ち進みました。決勝は大変仲の良いいつも一緒に回っている仲間でしたが、ゴルフ仲間だけではなくキャディさんも従業員も全部相手方の応援という四面楚歌の状態でした。しかし、そういう状況になればなるほど益々集中力が出てきて、ミスをしないという性格が幸いし5−4で勝つことが出来ました。勿論、終わった後は皆さんが祝ってくれましたが…。

二人で回るマッチプレーでは4人組をパスしますが、その時に1〜2組の人に見られながらショットをします。しかし、私は見られながらのショットでミスをしたことが殆どありません。そういう時は絶対にミスをしたくないという気持ちが強いため、

@ ボールの落とし所に神経を集中する

A スイングプレーン通りに振り切る  

を念頭にスイングします。

小生の好きな言葉は『虚心坦懐』です。左サイドにOBラインがあるとか、バンカーがあるとかを考えず、ひたすらFWやグリーンの真ん中に打つことに集中できればほぼ思い通りの結果が出ます。しかし、この単純なことがゴルフではなかなか出来ないのです。ジャパンではこの『虚心坦懐』を肝に銘じて頑張ってきます。 

平成18年10月27日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.20

京都 嵯峨・嵐山

平成18年8月31日(木)やや昼間は涼しくなったとはいえまだまだ暑い午後、大学の同窓会で嵯峨・嵐山を散策した。愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)、化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)、祇王寺(ぎおうじ)、二尊院(にそんいん)、落柿舎(らくししゃ)、野宮神社(ののみやじんじゃ)、天龍寺、時雨殿を回り渡月橋の辺で一休みして宴会場へ向かった。京都にずっと住み、名所旧跡をよく回っている友人は、お寺そのものは変わっていないけれども、どこもかも拝観料を取るようになり、お寺をつなぐ道路は土産物屋や食べ物屋が一杯出来た。紅葉のシーズンになれば人が数珠繋ぎで歩いており、とてもじゃないがゆっくりは見ていられませんよと言っていた。

どこかのお寺の入り口でくれた資料にこんな文言が載っていました。

  『俗世間 つもりちがい十ケ条』

   1、高いつもりで 低いのは 教養

   2、低いつもりで 高いのが 気位

   3、深いつもりで 浅いのは 知識

   4、浅いつもりで 深いのが 欲

   5、厚いつもりで 薄いのは 人情

   6、薄いつもりで 厚いのが 面の皮

   7、強いつもりで 弱いのは 根性

   8、弱いつもりで 強いのが 我

   9、多いつもりで 少ないのは 分別

10、少ないつもりで 多いのが 無駄

社会人になるまでの23年間生まれ育った京都ではあるけれども、久しぶりに訪れた洛西は他の観光地では見られない風情があり、次は家内と一緒に散策したいと思いつつ、夜は名物の鯖寿司に舌鼓を打ちながら京都を後にした。

           平成18年9月4日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

     

NO.19

  ゴルフは難しい  

ゴルフを初めて足かけ35年になる。11月で67才になるが、毎年110日位ゴルフコースへ通っている。しかし、まだまだ未熟さを痛感している。

7月の初めに兵庫県シニアオープンの予選会に出場したが、会場の妙見富士CCはラフが大変深く、又ドライバーの落とし所も難しく、右へふけるOBを出してリズムを崩してしまった。なんとか予選は通過したものの、時々出る身体が起き上がり右へ押し出すOBをなんとかしたいと思っていた所、ゴルフ雑誌に宮里優作プロのアドバイスが出ていた。卓球でスマッシュをする時のように、右手をかぶせるようにしたらと書いてあった。直ぐに練習場で実践した所、狙い所より若干左へ行くものの、ドロー気味の力強いボールが打てることが分かり次のラウンドでやってみた所、久しぶりにウッド・アイアン共に好調で73で回れた。今年のベストスコアが出て、喜々として臨んだその後のラウンドでは、身体の回転が伴わずチーピンボールが出て頭の中が大混乱。

8月6日の兵庫県シニアオープンの決勝では、出だしのミドルの1番でバンカーから出したパーパットを3パットしてダボ、しまったと思っていたら次のホールで例の右への押し出しが出てOBのダボ。またまた次のショートでは池ポチャのダボと思いがけないスタートとなった。その後は右手の返しを余り意識せず、右手の人差し指の腹でシャフトを押さえるようにスイングするように変更したら結構良くなり、残りの15ホールは1バーディ、4ボギーで回れた。81打で60才以上の部の42人中15位タイであったが、最初の3ホールが無ければはない。しかし、後半のショットの内容がほぼ満足出来た為、気分は上々であった。

その後、8月9日インタークラブ選手権の練習で赤穂国際GCへ行ったが、アップダウンが激しくドライバーの難しいコースであった。右手人差し指効果が出たのか、ほぼドライバーは完璧で前半3バーディ・1ボギーの34、後半は2バーディ・2ボギー・1ダボの38のパープレーであった。

実は、恒藤理事長から頂いたパワーブレスレットを使いだしたのとスイングをいじり出した時と同じタイミングであった為パワーブレスレット効果が定かではないが、とにかく力強いボールを打てていることは事実である。8月25日のインタークラブ選手権では、そこそこのスコアで回らないと何を言われるか分からないので、とにかく私の好きな言葉『平静心』『虚心坦懐』をモットーに頑張りたい。

    平成18年8月11日  関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

     

NO.18

 

感涙にむせんだ2時間!! 映画『明日の記憶』

只今ヒット上映中の映画『明日の記憶』は、渡辺謙が同名の小説を読んで映画化に惹かれ、原作者・萩原浩に手紙を書くことから始まった。そして、脚色、スタッフィング、キャスティングなどを進め、監督に堤幸彦を決め、自らプロデューサーとなり、渡辺謙にとって映画の初主演となった。

 

広告代理店の営業部長演ずる渡辺謙は、不屈のチャレンジ精神に溢れる仕事人間で、部下には厳しく時には優しく接し、家庭には美しく心優しい妻を演ずる樋口可南子がいる。そして50才になる直前に、体調に不調を覚えるようになる。単なる疲労だと思っていたが、物忘れが多くなり、スケジュールを勘違いし、人の名前や顔が分らない………。病院で検査の結果、「若年性アルツハイマー」と宣告された。そして会社も辞め、妻・樋口可南子との新しい生活が始まる。

生きることの喜び、切なさ、そして素晴らしさを教えてくれる感動の物語です。120分の内の約半分は感涙に咽んでいました。渡辺謙の素晴らしさもさることながら、樋口可南子には惚れ込みました。ぜひ愛し合っている二人で、そしてご夫婦で見に行ってください。

              平成18年6月5日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

     

NO.17

 

サイプレスカップ開催

平成18年4月12日(水)、関西ゴルフ練習場連盟(KGPU)、日本ゴルフコース設計者協会(JSGCA)、日本ゴルフジャーナリスト協会(JGJA)の3団体共催による親睦交流会がザ・サイプレスGC(兵庫県丹波市)で開催された。前日の大雨と打って変わって、曇り空のまずまずの天候のもとKGPUから10名、JSGCAから23名、JGJAから8名、ゲスト4名の総勢45名でゴルフコンペが行われた。競技は、ステーブルフォード競技(ボギー1点、パー2点、バーディ4点、イーグル6点)で行われ、37点の高木智章氏(JSGCA)が優勝した。

交流会に移り、ザ・サイプレスGCの設計者であり、現在(第3代)のJSGCA会長の大西久光氏、JGJA副会長の甲斐誠三氏、KGPU理事長の恒藤光夫氏の挨拶があり、

引き続き、JSGCA初代会長の加藤俊輔氏の話があった。太平洋C御殿場Cを始め数々の名門コースの設計者でもある同氏から、お年を召されているとはいえ含蓄のある話を興味深く聞かせて頂いた。次にJGJAの会員であり写真家でもある秋山真邦氏からは、ここ20年位セントアンドリュースGCを毎年見てきている造詣の深い、普段聞かれない話に大変感銘した。又、JSGCAの小林明生氏は、現在迄に1995コースでラウンドし、来月の5月には2000コースになるとの事。2000目の記念コースは、5月11日〜14日に谷汲カントリークラブ(岐阜県)で日本プロゴルフ選手権が行われるが、翌日の15日に同じコースで行うことにしているとの事。体力とお金と暇がないと出来ないこの記録はギネスものと感じた。大昔に松竹新喜劇の曾我廼屋五郎八さんが、名前にちなんで568コースを回ると意気込んでラウンドされている話を聞いた事があるが、2000コースとはあっぱれ。

他団体との交流はいつもとは違う雰囲気のため、勉強になる事も多く今回も大満足の交流会であった。

            平成18年4月18日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

     

NO.16

 

  第16回アオノジュニアゴルフ大会    

平成18年3月30日(木)兵庫県加西市にあるアオノ運動公園アオノゴルフコースで、見だしのジュニアゴルフ大会が開催された。

関西ゴルフ練習場連盟が後援となって毎年春と夏に行われているが、当日は戻り寒波に襲われ、結構寒く又風も強く時々雨もぱらつくという厳しい条件下で行われた。

高校男子21名、中学男子35名、小学男子37名、中高女子28名、小学女子17名の合計138名の参加者で競われ、優勝者は下記の通りであった。

高校男子 柳原光瑠 (滝川第二高校2年) O38 I36 G74

中学男子 鈴木優大 (白川台中3年)   O34 I39 G73

小学男子 山本  (神の谷小6年)   O36 I38 G74

中高女子 澤井  (星陽中3年)    O36 I38 G74

小学女子 坂下莉翔子(花谷小6年)    O41 I43 G84

  

 


 

5人の優勝者          インタビュー中の優勝者

 

見ていて感心したことは、 

@   スイングフォームが大変きれいである

A   よく振り切れている

ことであった。練習場の打席で見慣れているがむしゃらなフォームは殆ど見られず、この中から将来新聞を賑わす人材が何人いるのだろうかと考えながら見入ってしまった。

気になったのは、優秀な成績を収めた子で、スコアにこだわる父兄がドライバーを使わせず全部アイアンを使わせていた親がいたとの話を聞いた。

ゴルフは失敗を繰り返すスポーツであり、それを如何にリカバリーするかがゴルフであるという事を親はどれだけ理解しているのだろうか?

アイアンだけのプレーは、低学年では通用しても高学年では通用しないということを親はどれくらい解っているのだろうか?

又、親が子供に好スコアを要求する余り、不正を犯してしまう環境を作っていないか等気掛かりであった。

伸び伸びとゴルフを楽しませてやり、失敗を繰り返しながらゴルフと共に人間も成長していくという親の心構えが不足していないか若干心配しながら会場を後にした。

          平成18年4月3日  関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

     

 

NO.15

H18年度研修会始まる

今年で359回目を迎える実技研修会が、3月24日(金)小野東洋GCで始まった。7月のKGPUトーナメントを挟んで毎月12月まで9回の研修会が開催される。この研修会は、PGAプロテストの地区予選を兼ねており、JGTOのQTの出場権も与えられる。又、入会テストは研修会と同時に4回実施している。

          H18..24 小野東洋GCにて 

平成18年度の日程は下記の通り。

  第358回 平成18年 3月24日(金) 小野東洋GC 

          (兼入会テスト)

  第359回 平成18年 4月14日(金) オリムピックGC 

  第360回 平成18年 5月12日(金) 有馬ロイヤルGCノーブルC 

          (兼入会テスト)

  第361回 平成18年 6月 2日(金) 太平洋C六甲C 

      (7月14日(金) KGPUトーナメント 小野東洋GC)

  第362回 平成18年 8月18日(金) ザ・カントリークラブ 

  第363回 平成18年 9月 8日(金) 日野GCキングC 

          (兼入会テスト)

  第364回 平成18年10月13日(金) 小野グランドCCニューC 

(兼入会テスト)

  第356回 平成18年11月10日(金) 六甲国際GC西C 

  第357回 平成18年12月 8日(金) 北六甲CC西 

この9回のスコアと7月のKGPUトーナメントのスコアを加えた10回の成績の中から、ベスト7のスコアの合計で、年間成績の順位を決めている。成績上位者からPGAプロテスト及びJGTOのQTの参加資格者が決まる。平成18年度のPGAプロテストには、最終テスト2名、2次テスト15名、1次テスト38名の出場枠が決まった。ここ3年間ファイナル合格者が出ていないので、奮起を期待したい。 

 研修会の会員数は平成18年331日現在122名で、平成17年度は入会テストには15名が合格しているが、一方18名の退会があった。特に若い人には、ゴルフで生計を立てていくことは大変であろうが、立派な社会人として成長していってくれることを願っている。

本年度も、技術の向上のみならず、エチケット・マナーの向上にも力を入れて実施していくことになっている。入退場時の上着の着用、プレー中の帽子の着用、クラブハウス内での大声の禁止等一般のプレーヤーからみて礼儀正しいと思われる行動に努めて欲しい。

 尚、本年度も連盟競技委員にマーシャル巡回をお願いし、プレーの遅延、帽子の着用のチェック等を見回って貰うことにしている。研修会員諸氏は注意を受けるようなことはないよう切にお願いしたい。

            平成18年3月30日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

   

 

NO.14

人間生き様・いろいろ

ゴルフを始めて34年、年間110〜120回のラウンドを楽しみ、KGUやスポーツ新聞社主催の試合にも出て、結局ゴルフ馬鹿のような生活の中で、年2回の夫婦旅行と映画鑑賞が、人生に潤いをもたらしているように思います。

ここ1年位の間に見た映画です。

渡辺謙・真田広幸・小雪主演 『ラストサムライ』 武士魂のすごさ

吉永小百合主演 『北の零年』 日本女性のすばらしさ、かたくなさ

リチャード・ギャ主演 『Shall e ance 邦画のハリウッド版

    藤沢周平の世界 市川染五郎・木村佳乃主演 『蝉しぐれ』 感激!

   日本の美しさ、日本人の気高さ、四季の移ろいを色鮮やかに描く

韓国映画 ペ・ヨンジュン主演 『4月の雪』 ヨン様ファン必見

三島由紀夫原作 妻夫木聡・竹内結子主演 『春の雪』 感激!

    瀬を早み 岩にせかるる 滝川の……

    われても末に あわむとぞ思ふ……    小倉百人一首(崇徳院)

    S・スピルバーグ製作 チャン・ツィイー主演 『SAYURI』 

   華やかさと神秘性を兼ね備えた究極の《美の世界》

 “ニッポンの美”をモチーフにしたスペクタクル・ファンタジー

 * ナオミ・ワッツ主演 ピーター・ジャクソン監督・製作 『キングコング』 

    1933年版の現代版 特殊効果による迫力は満点

    辺見じゅん原作 角川春樹製作 『男たちの大和』

   桜の咲き誇る故郷を後に、永遠の海へと旅立っていった巨大戦艦大和。

   艦には3,000人を超える乗組員が搭乗していた。

   彼らはただ、愛する人を、家族を、友を、祖国を守りたかった……。

           昭和20年4月7日 東シナ海で戦艦大和沈没

* 三谷幸喜監督のドタバタ喜劇 『有頂天ホテル』

  高倉健主演 『単騎、千里を走る。』 高倉健ファン必見

   中国の仮面劇がタイトル 中国の奥地・雲南省麗江市が舞台

 

         平成18年3月7日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

NO.13

城崎温泉にて

平成18年2月8日(水)『JRかにかに旅行』にて、夫婦で城崎温泉へ行ってきました。丁度寒波が下りてきて雪となり、かに料理を満喫し、「一の湯」で一風呂浴びて、情緒豊かな大谿川を散策していた所、『相田みつおギャラリー』を見つけました。書家であり詩人である同氏のハガキの文章に感激!!

興味のある方で、東京へ行かれた方は、JR有楽町駅 東京国際フォーラム地下1F 『相田みつお美術館』 へどうぞ

平成182月吉日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.12

海南島ゴルフツアーに参加して

 

 平成18年1月26日(木)〜29日(日)の4日間、旅行会社の(株)JHR主催、東香里ゴルフセンター共催のゴルフツアーに参加した。丁度この4日間は曇り空で太陽を一度も拝むことなく、東洋のハワイの謳い文句とは裏腹に長袖シャツが要るくらいの余り天候には恵まれない4日間であった。1月の海南島はいつもこのような天候ではなく、太陽が出れば直ぐに30度を超えて大変暑くなるとのことであった。

 1日目、ホテルへ着いたのは午後9時半頃で、簡単なウエルカムパーティーの後就寝。2日目は西海岸GC、3日目は美視GCでプレー。両コース共に日本でいうバブルのゴルフ場で、クラブハウス、コースレイアウト共に大変良好で、メンテナンスも良くどこへ出しても恥ずかしくないゴルフ場であった。たまたま1日目は2人乗りの乗用カートが足りなく、我々の組だけ歩きのプレーであったが、キャディが1人ずつ付き、どちらかというと普段から歩いてのプレーが多い小生にとっては全く問題なく楽しいプレーが出来た。2日目は2人乗りの乗用カートで2人に1人しかキャディが付かず、且つカート代の110元(約1,600円)が必要で、むしろ歩きの方が良かった。このゴージャスなゴルフ場で、且つ若いキャディの1バッグプレーは格別であった。

 夕食は、2日目は広東料理で、その後大東将啓プロによる講演があり、上手も下手も楽しく聞けるレクチャーであった(流石ドクター)。3日目の夕食は表彰式を兼ねて四川料理で盛大に行われたが、その日は中国の大晦日に当たり、ものすごい爆竹の歓迎もありちょっと日本では味わえない雰囲気であった。食事は中国料理ばかりであったが、38人という大ツアーで一緒に食事をするという大前提のためやむを得ないとしても、小生のようなミッドシニアにはもう少しあっさりしたものが食べたかった。

 小生は純然と海南島でのゴルフプレーを楽しむことを主眼としていたので全く問題なかったが、随行プロとのレッスンラウンドを期待する人も沢山おられたようで、1日目はきちっとしたラウンドレッスンを設定した方が良かったように思えた。今後も同じ様な企画があれば、喜んで参加させてもらおうと思っている。

大東将啓ドクター、田辺泰雄プロ、岡本光康プロ  “謝謝(シィエシィエ)”

ご参加の皆様 “辛苦 了(シンクーラー)”

平成18年2月9日  関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

NO.11

ソニーオープン観戦記(2006

 

昨年に続きソニーオープンを観戦する機会を得て、平成18年1月9日〜14日の6日間オアフ島へ行って来ました。往路7時間、復路9時間のフライトさえ我慢すればやはりハワイは良い所です。25年前に初めてホノルルの地を踏んでから5回目のハワイですが、1月というのに半袖シャツで充分、雨期といえどもたまにザーと通り雨が降る程度で、『常夏の国』のキャッチフレーズは正に間違い有りません。到着日にCoral Creek GC、2日目はPearl CC、3日目はRoyal Kunia CCでプレーしましたが、特に3日目のコースはレイアウト、メンテナンス共に大変良いコースでした。昨年行ったKapolei CCと双璧のお勧めコースです。

 送り迎えのバスの運転手さんが、昨年のソニーオープンでは、ある日本のプロがキャディとタバコを回しのみしているのがテレビで大写しになり、大ブーイングとのことでした。アメリカではマリファナを吸う時か同性愛者の場合の行為につき、それが子供の見ている時間帯のテレビであったためでしたが、やはり日本人でも違和感のある行為ですから慎んで欲しいし、そういう勉強もしっかりして欲しいと痛感しました。

 4日目はいよいよソニーオープンの見学ですが、ホテルを7時のバスに乗り、約30分でワイアラエCCへ着きました。午前のスタートは7時15分から出ているため観客がぞくぞく到着している所で、パッティングGと打席練習場をちらっと見た後、10番スタートのミッシェル・ウイに付いて回ることにしました。とにかくミッシェル・ウイはハワイでは地元なので人気NO1。昨年優勝のV・J・シンや丸山茂樹はせいぜい20〜30人が付いて回っている程度でしたが、ミッシェル・ウイは沢山のカメラクルーとギャラリーを引き連れているため、なかなか近くで見られず4ホール目の13番で付くのを諦め、17番ショートコースの観覧席で待つことにしました。しかし、彼女のプレーは10番で1stパットが1.5m位オーバーしなんとか返しを入れてパー。11番のショートホールは右バンカーに入れてナイスリカバリーでこれも1m位のパットをねじ込んでなんとかパー。12番は2オンしたものの1mのパーパットを外して3パットのボギー。13番はラフからラフを渡り歩き4オンで、1m位のボギーパットを外してダボ。15番で4パットのダボ。17番のショートではまたもやバンカーに入れて3パットのダボ。見ていてもパットのひどさは目を覆うばかりでした。

結局初日79を叩き、2日目は7バーディと奮起したものの予選落ちでした。16才の挑戦ですからやむを得ないとしても、これからが楽しみな選手であること間違いないと思います。結局日本人選手は、丸山茂樹・田中秀道・今田竜二・横尾要の4選手が予選を通過したものの、宮里聖志・優作の兄弟・丸山大輔・高山忠洋の4選手が予選落ち。昨年は丸山茂樹が3日目までトップで、最終的には3位に入り大いに湧きましたが、今年は殆ど盛り上がりがありませんでした。

体格の大きな外国人と小さい日本人との体力差イコール飛距離差をどう克服するのか?台風並みの強い風と方向も変わる気まぐれな風に如何に強い球が打てるのか?を解決出来ないと、日本人選手の海外での活躍は厳しいと思います。

 昨年も感じた様に、日本のトーナメントと違いギャラリーを意識した見せ方(スタンドの作り方、ロープの張り方等)はもっともっと日本も見習うべきと思います。本当にグリーンの近いところからパッティングを見ることが出来、目の前1m位からのドライバーの音のすごさも実感出来ました。又日本のトーナメントも沢山のボランティアが運営に協力していますが、何かあれば注意しようという監視するような目つきがありありで、楽しく観戦できる場作りを提供しているという意識が薄いように思います。観客のマナーもまだまだなのかもしれませんがこれからの課題のように思います。

同行の豊岡ゴルフの大伴直幸社長とは、食べ物も飲み物もその他の趣味も良く合い楽しい旅行が出来ました。ありがとうございました。

         平成18年1月19日  関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

NO.10

 あけましておめでとうございます。

事務局長になって5回目の新年を迎えました。12月1日の会員懇親ゴルフ会をマスターズGCで行い、12月9日の最後の研修会を北六甲CCで終了し、平成17年全てのイベントが終了しました。そして年末までに38号連盟報の最終校正が終わり、ほっとして新年を迎えることが出来ました。1年間を振り返ってみますと

  1. ゴルフフェスティバルが台風によりやむなく中止となりましたが、その他の諸行事は大きな問題もなく計画的に遂行できたこと

. 年間9回行っている研修会は、ゴルフ場内の事故だけでなく、交通事故も含めて無事故で終了できたこと

. 会員さん宛の毎月々初の情報の発信も滞りなく出来たこと

. 理事さん方のご協力を得て新たな仲間が5場増えたこと

. 予算の執行はほぼ計画通り執行できたこと

です。連盟の運営は、役員の方々のボランティアによる所が大きいですが、会員の方々の沢山の諸行事へのご参加をお待ちしています。5月の年次総会、9月のゴルフフェスティバル、11月の会員懇親ゴルフ会等に是非ご参加下さい。

本年もよろしくお願いします

平成18年元旦  関西ゴルフ練習場連盟 事務局長 高木晧次

 

NO.9

『熟年離婚』  

TV朝日系列で放映された『熟年離婚』の9回連続ドラマが、平成17年12月7日終了しました。同じ様な境遇にある小生にとっては反省させられることも多く、毎回楽しみに夫婦揃ってTVの前に座りました。関東・関西共に高視聴率とのことでしたが、最近のTVはお笑いタレントのつまらない番組が多すぎることも高視聴率になったのではないかとなにかに書かれていましたが、全く同感です。

ドラマは橋梁工事会社を定年になった渡哲也扮する豊原幸太郎と松坂慶子扮するその妻洋子が中心に展開されるドラマでした。定年の日に妻と子供3人に囲まれ、長い間の勤めに感謝してご苦労さん会が行われましたが、その最中に洋子が幸太郎に離婚を申し出ました。「私は今まであなたの言う通り家庭を守ってきました。自分のしたいことも出来ず、ずっと我慢してきました。これからは自分のしたいことを思いっきりやりたい。その為に私はマンションを借りてこの家を出たい」との申し出でした。幸太郎はやっと仕事から解放され洋子と一緒に旅行したりして余生を過ごしたいと思っていましたので愕然とします。

しかし、妻の申し出に理解を示し離婚届にも印鑑を押し別々に生活を始めました。洋子は高校の同窓の男性の会社に勤め、今までになかった張りのある生活をスタートしました。しかし、3人の子供の長女は結婚しているものの主人の仕事の問題や浮気の発覚、長男は子連れの女性との結婚、次女の売れていないミュージシャンとの危うい付き合い等があり洋子も母親としての心配もし、時々は家へ戻って来ていました(離婚して出て行った妻が時々戻って来るのは不思議)。そういう環境の中でやはり家庭の絆の大切さを感じ、子供3人からのもう一度家へ帰ってやり直したらのコールに心が動かされます。幸太郎はそういった中でなんとか1人で自立していく努力をしていました。そして、最終近い場面で、洋子が大変勝手で申し訳ないがもう一度やり直したいので家に戻らさせて下さいと申し出ました。しかし、幸太郎はそんな勝手なことは許さないと激怒して突っぱねます。洋子はそれで吹っ切れて自分の道を歩む為ヨーロッパ研修に出かけ、幸太郎は海外の橋梁工事に出発することになりました。それぞれが自分の道を歩み始め、子供3人もハッピーになっていくというストーリーでした。

 思えば小生も、「俺は外で一生懸命働き家族を困らせないようにするから、家庭のことはお前に任せるぞ」と暗黙の内に言ってきました。主人公はほぼ毎日午前様で、休みの日曜日はゴルフへと殆ど家庭を顧みない生活の様でしたが、小生は週の半分は午後7時か8時には帰る生活でしたから、子供の面倒は見られたと思っています。たまたま61才を過ぎてから事務局の仕事をやらせて頂いている関係で、今でも家庭の一切は妻任せにしています。しかし、子供2人は独立して手間が掛からないようになっているので、年に1〜2回は夫婦で旅行に出かけ、日頃は、小生はゴルフに、妻はテニスにと揃ってうつつを抜かしている今日この頃です。しかし、今の勤務も体力的に無理と感じるようになった時及び気力が失せてきた時は、潔く辞めさせていただいてゆっくりと余生を過ごしたいと思っています。その時は、家庭内の仕事は小生と妻で半分ずつ分け合ってするからと今から宣言しています。シニアの料理スクールへ通い、掃除・洗濯もしようと思っています(本当?)。とにかく今期の平成19年5月迄の事務局長の任期だけは全うしたく頑張ります。

平成17年12月吉日  高木晧次

 

NO.8

 

研修会員に望む事

 

実技テストの後半戦が始まり、10月/21日ザ・カントリークラブ、11月/11日パインレークGC、12/9北六甲CCの3回を残すのみとなった。9回の試合の個人ベストスコア7回の成績が年間成績となるので、今までの悪い成績を消すためにはこれからの成績が重要となる。

会員数は平成17年9月25日現在127名で、正会員所属79名、賛助会員所属17名、所属フリー31名である。広く門戸を開く目的でフリー会員を認めて5年目になるが、約4分の1がフリー会員という事になる。フリー会員という制度は、関西ゴルフ練習場連盟とは直接関わりがないがなんらかの形でゴルフに携わりながら、切磋琢磨しようという人にとっては良きモチベーションの場を提供出来ていると思っている。

今年もPGAプロテストは9月9日で終了し、当研修会からもプレ予選7名、

1次テスト36名、2次テスト15名、最終テスト2名がチャレンジしたが、残念ながらトーナメントプロは誕生しなかった。内1名は4日間1アンダーのカットラインに対し2打不足というもう少しという所であった。JGTOのクォリファイングテスト(QT)は現在2ndステージが実施中であるが、ここ4年程は第4次のファイナルステージに進んだ人は残念ながらいない。プロテストに合格する事も、QTを通じてトーナメント出場の権利を得る事も大変な難関であることは間違いない。

 我々の研修会員の在籍理由を推測すると

@        PGAプロテスト及びJGTOのQTに、なんとか合格したいという熱き志を持っている人(約3分の1)

A        上記テストに合格するには力不足であるが、少しでも合格ラインに近づきたいと頑張っている人(約3分の1)

B        残りは受験する意志はないが、現在レッスンしたりショップで働いているため、なんとか研修会でもまれて腕を落とさないようにしたいと思っている人(約3分の1)

に分けられると思う。我々の研修会員は全員がアマではなくプロである。いずれにしてもゴルフを糧として生活していこうという人ばかりであるが、生やさしい事ではない。ゴルフ人口が減り、練習場も減り続け、バブルの時のような余剰資金を持っている人も減る、といった厳しい環境が続いている。この厳しい環境の中で生き抜いていくために、我々の研修会員はどれくらい日々努力をしているのだろうか。朝早く起きてランニングをして足腰を鍛える、筋トレをして飛距離を伸ばす努力をする、ボールを1日最低1,000球は打つ、パターは毎日2〜3時間は練習する等の努力をしないとトッププレーヤーにはなれない。口で言うは易しいがこのようなハードな練習を127名の会員の内何名が実施しているだろうか?

研修会を退会していく人も多い。退会理由は、

@    金銭的に入会を維持していく余裕がない

A    仕事が忙しく時間がとれない。 

B    良いスコアを出せずいつも罰金を払っておりそういう自分に嫌気がさして辞めていく人(推測理由)。

C    あるいはゴルフでは食べていけないとゴルフ業界から離れる人。

等色々である。@の人に関して言えば、現在入会を維持していくための必要資金は、年会費5.6万円(正会員所属)、実技研修会1回2万円として9回で18万円。合計25万円程度が最低必要である。自分の将来のために25万円が投資出来ないようでどうするのか。Aの研修会に時間がなく出られないと言う人もいるが、365日働いているわけでもなく年9回の研修会に出られないというのは単なる言い訳に過ぎないと思う。逃げているのではないか…。Bの人は努力が足りないとしか言いようがない。ゴルフのみならずどんなスポーツでも、持って生まれた才能というものが必要である。トッププレーヤーに成るためには『天性と努力』の両方が必要であるが、しかしそこまで望まないなら努力でカバー出来る。そう思わないとやっていけない。Cの人はそれなりに良い決断なのだと思う。新天地で頑張って欲しい。

中途半端に研修会を辞め、ゴルフで飯を食って行けると思っている人が多いがそんなに甘いものではない。研修会を辞めて別に切磋琢磨する場があれば良いがなかなかないと思う。若い内はなんとかなってもいつか壁にぶつかる。

 小生が研修会の面倒を見させて頂いて4年半になるが、その当時からおられる研修会員は44名である。後の80名余りは小生が事務局へ入ってからの入会者である。最初は顔を覚えるのがやっとであったが、最近はなんとか個々の方とコミュニケーションを取れるようになってきた。いい事だと思っている。

とにかく全員が立派にゴルフで食べていけるようになることを切に願いながら、真剣に丁寧にお世話させていただいている。その為ここ1〜2年エチケット・マナーにはうるさく言い続けている。これはひとえに研修会員を思っての事であると理解して頂きたい。

 

平成17年9月吉日  関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

 

NO.7 

事務局長になって丸4年(その2)

 

2番目に行ったのがIT化の推進ですが、電話のデジタル化、Eメールアドレスの設定、ホームページ(HP)の立ち上げ等を行うことが出来ました。その後HPの更新もやや遅れ気味でしたが、最近業者を変更し迅速に更新出来るようになりましたが更に充実していきたいと考えています。パソコンも1人1台にし、3人がそれぞれ仕事を分担して行えるようにして効率アップに努めてきました。社団法人用の会計ソフトの導入、筆まめによる住所管理等パソコンによる事務処理が迅速に行えるようになり、鉛筆からキーボードに持ち替える事がケァレスミスの減少につながりました。

3番目には指導員の養成機関としての研修会制度の充実です。それまでの選手会主導の運営から出来るだけ連盟も関わった仕組みに変えてきました。具体的には連盟競技委員の方に依頼しコース内巡回をして頂き、スロープレーの防止、帽子の着用等の啓蒙をお願いし、又入場時の上着の着用等についても厳しく指摘してきました。結果としてクラブハウス内での行動も顰蹙を買うようなことは少なくなりました。研修会員の諸氏は職場へ帰れば指導者であるという立場を充分認識し、教えて欲しくなる存在になってくれることを願って教育しています。お陰様で研修会員はこの4年間で60人の退会がありましたが100人の入会があったため40人の純増で、現在の在籍人員は124名となっています。まだ入会希望者が十数名居ますので、まだまだ増える見込みです。色々な環境の変化による増が原因と考えていますが、研修会が活発になることは喜ばしいことです。

4番目の改革として情報の提供は最も重要なことですが、会員さんにとって色々な情報が入ってくれば、年会費は決して高くはありません。その方法には2通りありますが、一つは事務局が発信基地として情報を提供する機能ともう一つは会員さん自身が色々な会合やイベントに参加して頂き出席者と互いに情報交換をして頂くことです。その為に年次総会や会員懇親ゴルフ会には是非出席して頂きたいと思います。又、情報交換の場としてのブロック会も活発な所と停滞している所がありますが、是非活用して頂きたいと思います。年2回発行の連盟報は、かつての活動報告が主体の内容から、誰にでも読んでいただける内容で且つ機関誌としての使命も忘れないようにと現在の内容に変更してきました。事業経過報告や理事会報告等余り読んで頂けなかった内容は出来るだけ割愛し、一般の来場者にも読んでいただけるような内容も盛り込んできました。このままで充分かどうかは分かりませんが、更に充実させるべくご意見を賜りたい所です。又昨年の春先からは毎月月初に会員さん宛にゴルフ専門誌やゴルフ関連団体の機関誌等も発送するようになりました。何らかの形で経営に役立てて頂いていると思います。

会員数は平成13年3月末の133場から平成17年6月末の106場と27場減りました。6場の入会と33場の退会がありましたが、退会の内17場は閉鎖が理由ですが16場は諸般の事情ということです。諸般の事情による退会はここ2〜3年減ってきていますが、入会し続けるだけの魅力がなかったという事ですから残念な結果です。

ここ4年のいずれの諸活動も事務局だけで出来るものではなく、理事長・副理事長の3役及び理事の方々及び会員さんの後押しがあっての成果であったと思っています。(社)全日本ゴルフ練習場連盟の本部事務局を初め、他の支部でも運営に苦慮されている所があると聞いていますが、関西ゴルフ練習場連盟はそれなりに順調な運営が出来てきたように思います。後1期2年、恒藤理事長共々会員様あっての連盟であることを肝に銘じて頑張りたいと思っています。

平成17年7月26日  関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

NO.6

事務局長になって丸4年(その1)

 

早いもので、事務局へ入って5年目を迎えました。日本毛織(株)へ23才で入社し、あちこちの工場を転勤し、40才の時には南米アルゼンチンのブエノスアイレス工場勤務も経験しました。大阪本社に10年間勤務の後、57才の時にショートコースと3つのゴルフ練習場の運営子会社に出向し、経営を任されると同時に関西ゴルフ練習場連盟の理事になりました。ゴルフは32才から初め、現在までに国内外を含めて250コース近くをラウンドしましたが、業界のことや経営のことは全くの素人でしたので理事会や委員会には積極的に参加し交流を深めることが出来たことが経営に大変役立ったと思っています。それまでの繊維業界(繊維メーカー及びアパレルとの付き合い)とは全く違う世界に、大変新鮮さを感じたと同時に趣味のゴルフが仕事になった訳ですから大変楽しいサラリーマン生活の締めくくりを送ることが出来ました。

 61.5才の定年退職と同時に、新理事長の恒藤光夫さん(姫路市エブナゴルフセンター社長)から事務局長を任せていただける事になりました。それまでの3年間の理事の間に私なりの有り得べき事務局像を考えていましたので、案外すんなりと入り込めたような気がします。

 早速着手した改革は

1.  赤字にならない予算を組めるようにする事。

総額人件費(給与手当+社会保険料)の削減、その他管理費の削減。

2.  IT化の推進。

3.  ゴルフ指導員(研修会員)養成の充実。

4.  会員さん宛の情報の提供

でした。

 事務局に入るに当たって一番心配したことは、会員の減少と共に会費収入が減り、殆ど赤字基調が続いていた予算でした。事業を縮小して均衡予算を組むという発想は全くなく、会員さんの為になることはなんでも積極的に行い、且つ減らすべき経費は大胆に減らすという方針を立てました。

その為に、まず最初に事務局のワークシェアリングを実施し2人体制を3人体制にし、小生を含め全員をパート化しました。結果として給与手当の削減、社会保険料の削減が出来、総額人件費を減らす事が出来ました。又、3人体制にする事により仕事の繁閑をコントロール出来るようになり、一石二鳥でした。管理費の削減では、年1回の総会もホテルから中国料理店に変更し、コンパニオンを呼ぶのも止め、卓上花も止め、看板の筆耕依頼も止め、総会資料の外注印刷も止めて内作で行う等経費の削減を図りました。又、研修会も前泊を止め早朝に出発するようにしました。当時の事務所は地下鉄の南森町駅には近かったものの、大変狭く応接セットの置き場もなく暗い事務所だったので、近くに引っ越しました。駅からは遠くなりましたが安く広くきれいな事務所に替わりました。予算面では平成9年から4年連続して赤字が続き、小生が入った平成13年も引っ越し費用等が重なり89万円の赤字になり5年連続の赤字となりました。しかし、平成14年は290万円、平成15年は366万円、平成16年は198万円と3年続いて黒字となりました。これは、支出の削減だけではなく手数料収入の増、研修会員増による研修会収入の増等が大きく寄与しています。勿論事務局の努力だけではなく、理事長・副理事長・理事や会員の皆様のご協力の賜と考えています。

平成17年7月20日  関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

NO.5   研修会が始まって

  

関西ゴルフ練習場連盟の研修会の歴史は古く、第1回は昭和47年に瀬田ゴルフコースで開催され、32年の間に350回を数えるまでになっている。実技研修会は年間9回開催しているが、PGAプロテストの地区予選を兼ねており、JGTOのQTの出場権も与えられる。又、入会テストは研修会と同時に4回実施している。

平成17年度の日程は下記の通り。

  第349回 平成17年 3月25日(金) 小野東洋GC 

          (兼入会テスト)

  第350回 平成17年 4月22日(金) オリムピックGC 

  第351回 平成17年 5月13日(金) 有馬ロイヤルGCノーブルC 

          (兼入会テスト)

  第352回 平成17年 6月 3日(金) 日野GCクインC 

  第353回 平成17年 6月24日(金) 太平洋C六甲C 

  第354回 平成17年 9月 9日(金) 小野グランドCCニューC 

          (兼入会テスト)

  第355回 平成17年10月14日(金) 六甲国際GC東・中C 

(兼入会テスト)

  第356回 平成17年11月11日(金) パインレークGC 

  第357回 平成17年12月 9日(金) 北六甲CC西 

この9回の研修会の個人スコアのベスト7の合計スコアで、年間成績の順位を決めており、成績上位者からPGAプロテスト及びJGTOのQTの参加資格者を決めている。

平成17年度のPGAプロテストには、最終テスト2名、2次テスト12名、1次テスト35名の出場枠が決まっており、4月中旬には氏名が確定するが、7月からの1次テストから頂点を目指すことになる。平成14年に2名のPGAプロが誕生して以来、2年続けて苦杯を舐めている。JGTOのQTには2ndステージに2名推薦している。QTには毎年多数がチャレンジしているが、ここ数年ファイナルQTには出場出来ていない。なんとか期待に答えられる成績を残してもらいたいものである。 

 研修会の会員数は平成17331日現在127名で、平成16年度は入会テストには

34名が合格しているが、一方18名の退会があった。小生も研修会の世話を初めて5年目になるが、この丸4年間で、99名が入会し、59名が退会している。退会者にはゴルフでは飯が食えないとあきらめた人、体調を崩し研修会に参加出来なくなった人、満足なスコアでラウンド出来ず罰金ばかり払っていて嫌気がさして辞めていく人等色々である。只、現在の在籍者を分析すると、何とかPGAのプロテストに合格したく努力している人とレッスン等をしながらゴルフに携わっているが研修会に出ながら技術の維持に努めている人に分けられる。従って、後者の中には50才を超えての入会もある。いずれにしてもゴルフで食べていくのは容易ではない。

本年度1回目の研修会は小野東洋GCで実施済みだが、コースレートが74.0と難コースの上に当日は風も強く選手は苦戦していた。入会テストも実施したが、受験者15名の内合格スコアのコースレート+13ストロークに入ったのは2名だけであった。

 連盟としては、やはり個々人が立派な社会人として成長していってくれることを願っており、技術の向上のみならず、エチケット・マナーの向上にも力を入れている。入退場時の上着の着用、プレー中の防止の着用、クラブハウス内での大声の禁止等一般のプレーヤーからみて礼儀正しいと思われる行動を常に求めて指導している。

 個々人がトーナメントプレーヤーを目指すとしても、レッスンで生活の糧を求めていくとしても、あるいはゴルフショップ等で用具の販売アドバイザーとしてゴルフに関わっていくとしても、いずれにしても人間性に疑問のある人は生き残れない。ゴルフであれなんであれ、人に教えるということは難しい。それゆえ、人間形成は重要課題と思われるし、人間性の上に、個々の技術が乗っかっていくと認識すべきである。しかし、個人個人の努力が実を結ぶ世界でもある。小生から見るとまだまだ甘い。研修会諸氏には、その辺りを肝に銘じて日々切磋琢磨してもらいたいと願っている。

            平成17年3月31日 関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

NO.4  もっとギャラリーを大切に

プロ野球は昨年、球団の統合や新球団の発足等慌ただしい動きがありました。その中で特に感じたことは、客があってのプロ野球であるという認識が、球団側にも選手側にも強く芽生えたように思います。そして年が変わりキャンプも始まりましたが、TVのスポーツニュースからの情報でも、観客の声援に積極的に答え、お客に対するサービス精神が旺盛になったように思えます。日ハムの新庄選手はその意味では、大変プロ野球に貢献している選手と思います。

一方ゴルフ業界はというと、女子プロは宮里藍選手や横峰さくら選手の若い選手の台頭で人気が沸騰しており、年初早々に第1回のワールドカップ優勝というおまけまで付けて新年度が始まろうとしています。

しかし、ゴルフ業界は全体から見ると旧態依然としたままで、会場でのサービスも形だけのサービスに終わっているように思います。毎年、小生は男女のプロトーナメントを3〜4試合は観戦しますが、最近のエピソードを2つ紹介します。女子の最終戦のミズノクラシックでのこと、ある日本のトッププロがミドルホールの第1打を左に引っかけ、結果的にOBのため打ち直しに戻り、第4打もグリーンを外し、トリプルボギーとなりそれまでの貯金を使い果たしてしまいました。本人の心中はいかばかりかと思っていましたが、グリーンを終わって次のティインググランドへ歩き始めたところ、後方から『○○さん 頑張って』という黄色い大きな声が飛びました。しかし彼女は全く無視して4〜50m先にある次のティインググランドへ歩いていきました。次の話は、ソニーオープンのハワイでのこと、インスタートの日本の男子選手が18番ホールを終わって折り返しの1番のティインググランドに向かって歩いてきました。『○○プロ 頑張って下さい』と小生が声をかけましたが全く無視されました。

いちいち丁寧な挨拶を期待している訳ではありませんが、両方とも次のショットまでに多少時間があるタイミングでしたから、軽く会釈をするとか、一寸手を挙げるとかして欲しかったと強く感じました。ゴルフはナーバスなスポーツですから、緊張感の必要なことは重々分かっているつもりですが、やはり淋しい気がします。それで緊張感が保てないようでは、最終日の最終ホールでグリーンに上がる時のあの紹介アナウンスと大声援にも答えられなくなってしまいます。やはりわざわざコースへ足を運んでくれる客のもてなし方が下手だと感じました(外人プロがどうなのかは知りませんが…?)。まだまだ個人レベルでの意識は低いと思います。

海外のトーナメントの観戦はソニーオープンが初めてですが、日本のトーナメントでは如何に選手に迷惑が掛からないようにするかを考え遠くにロープを張り、ワイアラエCCでは如何にお客様に見易いところで見て貰うかを考えて出来るだけ近くにロープを張っているように思えました。

関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

NO.3

ソニーオープンinハワイ観戦記

平成17年1月13日(木)〜16日(日)に、オアフ島ワイアラエCCで行われたソニーオープンは、丸山茂樹選手は惜しくも3位に終わりました。開催日前日のプロアマ戦は、日本からも沢山の有名人が参加して行われますが、日本の一般人にも参加の門戸は解放されています。昨年10月に関西と関東でチャレンジカップ予選が行われ、関西、関東の各10名が、ハワイのパールCCでの決勝戦に参加できます。そして、その決勝戦での上位2名が、晴れてプロアマ戦に出られる仕組みになっています。出来るだけ広く楽しく参加出来るようにとWペリアで行われ、飛び賞もあり上手な人が行ける訳ではありません。たまたま、小生は10月4日(月)太平洋C六甲Cで行われた関西予選で、8オーバーで10.8のHCを貰い、2位に入賞しハワイの決勝大会の出場権利を得ました。決勝大会では上位に入れずプロアマ戦には出られませんでしたが、参加賞として観戦キップを貰い、ワイアラエCCへ行ってきました。

到着した月曜日から3日間は穏やかな天気でしたが、予選初日の木曜日は朝から強風が吹き、世界のトッププロがどんな技を見せてくれるのか楽しみにして、2ドルを払ってシャトルバスに乗り込みゴルフ場へ向かいました。10時過ぎに到着しましたが、早速入り口で、カメラは持ち込めず没収(預ける)となり、組み合わせ表やコースガイドや色々な資料を手に、10番ティインググランドへ行った所、ビジェイ・シンとクレイグスタドラーがスタートする所でした。

取り敢えず、1番(488Yミドルホール)のティインググランドで観戦する事にしました。強烈なアゲンストのなか、田中秀道、伊沢利光、ミッシェル・ウイを含めて、全員がものの見事にものすごく低い球を打って出ていきました。この球筋には驚かされました。15才183cmの少女ミッシェル・ウイも、素振りで後方からキャディのテェックを受けた後、超低空飛行の球を打ちました。5〜6台のTVカメラと多数のクルー及びギャラリーを引き連れて出ていきました。それにしてもものすごい少女を目の当たりにして、更にびっくりでした。(スタイルもいいし可愛いい)

打球練習場では、丁度丸山プロが内藤雄士コーチと解説の横田真一プロの見る中、低い

フェード気味の球をFWで打っていました。その後仕上げにフェード気味の超低い球でドライバーで仕上げて練習場を引き上げて行きました。その後、谷口徹プロの50Y位のアプローチの練習を見て次の場所に移動しました。

 10番は353Yと1番短いミドルホールで、フォローの風の為グリーン近くまで打ってきますが、左右の深いラフと顎の高いバンカーに囲まれたホールでした。1オンする選手もいましたが、バーディも取りやすいがボギィにもなるというホールで、グリーン奥から見ていました。フラットな地形ですから、受けグリーンにするため2m近く盛土がしてあり、その1番高い所のカラーから5Yの所にロープが張ってあり、ピンが1番奥のため

10Y位の所でパターをして行くのを見ていました。日本ではこんなに近くでは絶対に見られません。

最後に18番ホールで観戦しましたが、グリーンを囲んだコの字型の観客席も両サイドのバンカーのぎりぎりまで観客席があり、本当に近いところでパターだけではなく、アプローチやバンカーショットを見る事が出来ました。観客席がせり出しているため第2打地点は見えませんでしたが、両サイドのオーロラビジョンで見ることも出来ました。

夕方の5時半位になり、まだ全員がホールアウトしていませんでしたが、コースを後にしました。日本のトーナメントも男女を含めて、年に3〜4回は見ていますが、USPGAを初めて観戦した感想は

 1、日本に比べて、出来るだけ近い所で見せてやろうという意図が窺えた。全部の場所を確認したわけではないが、コースサイドのロープもフェアウエイに近く、前述のように10番のグリーンサイドは直ぐそばで見られ、17番や18番の観客席の近さは日本では考えられない近さでした。

 2、トイレは、大きなコンテナーの両サイドが観音開きになっていて、男女が別々の入り口になっており、結構あちこちに置いてあり大変きれいでした。日本のように女子は行列が出来、取り敢えず置いてますという感じはしなかった。

  3、カメラの持ち込み禁止も若干不満だけれども、むしろすっきりして良かった気がしました。

 初日だけの観戦でしたが、とにかく大満足で、サンフランシスコの路面電車のような

窓のないバスに揺られて、ダイヤモンドヘッドを仰ぎ見ながら帰路につきました。

                      関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次

 

NO.2  平成16年度の実技研修会が終わって

関西ゴルフ練習場連盟には、会員練習場に所属するインストタクターを対象にした、研修会員制度がある。現在139名の会員が所属しているが、4年前には80名を切っていた事を考えると大所帯になった。会員の年齢は20代前半から50代半ばまで、幅広い構成になっている。但し、現在女性会員は0。

年間9回の実技研修会を行っているが、コースは小野東洋GC、オリムピックGC、有馬ロイヤルGC、日野GC、太平洋C六甲C、小野グランドCC、六甲国際GC、パインレークGC、北六甲CCの9会場で開催している。いずれもPGAプロテストやJGTO・QTの行われているコースである。研修会入会テストは年4回行っているが、本年は74名が受験し34名が合格した。我々の研修会は、何らかの形でゴルフを教えることにより収入を得ている人が対象のため、入会と同時にアマ資格はなくなる。又、研修会毎に少額ではあるが賞金も出している。

研修会に入会すると、色々な特典がある。

@     実技研修会はPGAプロテストの地区予選会を兼ねているため、年間成績の上位者の内、1位は最終テストから、次の約10人は2次テストから、その次の約30人は1次テストから受験出来る。

A     JGTOのQTにも、2ndステージからの出場に2名推薦している。

B     3年以上在籍すれば、PGAのティーチングプロの資格取得が可能となる。

C     真剣勝負の場の少ないインストラクターにとって、格好の切磋琢磨の場となっている。

平成16年度のPGAプロテストは最終テスト(4日間競技)に3人が出場したが、1名は2打差、あと1名は5打差で涙を飲んだ。トーナメントプロになる道も大変険しい。

大所帯になればなるほど、エチケット・マナー等の問題が出てきており、上着や帽子の着用、大声を出さない等の教育にも力を入れている。

研修会員の諸氏には、技術の向上のみ成らず、マナー面、精神面でも成長し、立派な指導者になって貰いたいと常々願っている次第である。

平成161217    関西ゴルフ練習場連盟   高木晧次

 

NO.1 「シニアトーナメントに参加して」

今年で2回目のMKチャリティシニアオープンは、平成16年12月4日(土)・5日(日)の2日間 兵庫県三木市のオリムピックGCで開催されました。有名プロも出場するため、ギャラリーも多く2日間で3,300も集まったとの事でした。アマチュアは3回の予選会があり、小生は11月5日(金)オリムピックGCで参加しましたが、幸い76ストロークでラウンド出来、60人中5位に入り、13人の通過者の仲間に入れました。

 気楽に構えていたのですが、5日前に組み合わせが届き、杉原輝雄プロと同じ組で、前の組は金井清一プロとアマの黒沢久雄氏(黒沢プロダクション)、後ろの組は中嶋常幸プロと元阪神の真弓明信氏等有名人の中でのラウンドとなり仰天しました。他に、優勝した高橋勝成プロ、小林富士夫、山本善隆、中尾豊健、前田新作、新井規矩雄、中山徹、鷹巣南雄、横島由一、古市忠夫、須貝昇等のプロの面々が沢山参加していました。

 しかし、前の晩は意外とぐっすりと寝られ、プレーの3時間前には起床し、開き直りの精神で、ティインググランドに立てました。杉原プロや小生の応援団も含めて20〜30人のギャラリーを連れてのラウンドとなりましたが、初めての経験につき不安もありましたが、大ミスもなく快適な緊張感の中でプレー出来ました。2日目は成績順のため、下位であった松本紀彦プロとのプレーとなり、気楽にラウンド出来ました。

 結果は、1日目は1バーディ、4ボギィ、4ダボの83打、2日目も1バーディ、7ボギィ、1ダボ、1トリプルと83でした。ボギィ、ダボが多かったものの、パーも結構取れたので実力だと思います。92人中66位でしたから、上出来だと思います。こんな機会はめったにないため、大変良い思い出ができました。翌日も爽快な気分で起床でき、出勤できました。応援して頂いた方、たいへんありがとうございました。 

関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次  平成16年12月7日