大東アイ(四方山話)

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<大東アイ320話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

小生のトップオブスイング

「鏡を見ずに化粧をする」人は、いない。

しかし、ゴルフの練習は、鏡を見ずにされている方がほとんど。

自分のスイングがどうなっているかを知らないで練習を続けても、いい結果は得られない。

また、「以前にチェックしたから大丈夫!」と思ってしまって、見ることを怠るゴルファーも多い。

小生も、久しぶりに自分のスイングをチェックした。

写真は6番アイアンのトップオブスイング。

シャフトの軌道は良いのだが、気になるのが右肘の位置。

脇があき過ぎている状態になっている。

練習場での打球やプレッシャーが掛からないプレーであれば、OKなのだが、ここ一番のショットでフックが出るのは、この右肘のなせるわざ。

いわゆる遊びが多いトップの右肘の状態からダウンスイングに移るにあたって、シャフトが寝た形となる。

クラブヘッドが下から、インサイドからインサイドの軌道になり、フックボールか、プッシュアウトになる。

全ては、トップオブスイングでの右肘の遊びが多いことから。

自分の姿を見て再確認している今日この頃である。

平成1793

 

<大東アイ319話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

クラブヘッド近くをグリップして練習

ヘッド近くのシャフトを、グリップしてみよう。

グリップに近くにヘッドが来ることにより、フェースと手の相関関係がわかりやすくなる。

クラブフェースの向きは、左手甲や右手の平と一致している。

アドレスでのフェースの向きは確認しやすいが、分かり難いのが、トップオブスイング時。

「トップで、フェースがどっちの方向に向いているのが正しいのですか?」と言う質問を受ける。

そんなときに、自分でチェックする方法として効果的なのが、写真のようにフェースの近くをグリップする。

トップの位置までバックスイングをして、フェースを見てみよう。

チェックするのは、リーディングエッジの向き。

フェース面に意識を向けるのは、間違い。

ショートアイアンなどロフトの多いクラブの場合は、フェース面とリーディングエッジの向きが大きく違うので、わけがわからなくなる。

トップオブスイングでのリーディンエッジの向きは、空に向かって45度が基本ライン。

そこから空に向かっていればクローズ、地面方向に向いていればオープンとなる。

スライサーでトップのリーディングエッジの向きがオープンのゴルファーは、グリップをストロングにすることにより、直る場合が多い。

トップでクローズポジションなのにも関わらず、スライスを打っているゴルファーは、身体の動きを修正する必要がある。

まずは自分のトップでのリーディングエッジをチェックしてみよう。

平成1792

 

<大東アイ318話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

女子プロからレッスンを受ける小生

大西久光氏による「トーナメントセッティングに挑戦」と銘打ったゴルフコンペが、サイプレスゴルフクラブで開催され、小生も参加させて頂いた。

女子プロトーナメントのセッティングに合わせて大西氏がピンポイントまで考えてプロデュース。

スタート前には、所属の女子プロによるレッスン会があり、小生もアドバイスを受けた。

自らレッスンを受けることは、自分自身にとっても大変勉強になる。

自分では、気が付かないことが意外と多いからだ。

「人のふり見て、我がふり直せ」といわれるようにゴルフのスイングは、他人に見せていながら、自分で分からない部分が多い。

従って第三者に見てもらうことが重要となる。

小生の癖は、「トップオブスイングでの遊び」。

遊びが大きすぎると、ダウンスイングで、クラブシャフトが寝てしまう。

かといってニック・プライス風の、遊びの少ないトップは、小生のスイングテンポに合わない。

アーニー・エルス風のゆったりリズムを理想とするところ。

車のステアリング同様、自分にとって最適な遊びを見つける必要がある。

身体の調子同様、スイングリズムがいつも一定ではないので、第三者によるチェックが助けとなるのだ。

平成1791

 

<大東アイ317話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

「週刊ゴルフダイジェスト」のオレ流最強論

 

今週のゴルフダイジェストに「教科書通りじゃ上手くなれない」という特集が載っている。

「個性を持ったプロは強い。

その秘密を暴く」とある。

「一見きれいに見えるプロたちのスイングだが、実は彼らも思い思いの個性がある“オレ流”なのだ。

しかし我々のオレ流と違って、意味のある個性。」として、世界一のボールストライカー、モー・ノーマンをはじめ往年のプレーヤーを紹介している。

そして、小生の大東アイでも度々取上げて来たポーラ・クリーマーを「頭を下げてジャンプアップして最高のエネルギー伝達をしている」とある。

はたして、そうであろうか?

「上へジャンプする動きと上体が下へ沈もうとする際に生まれた力が合体し、ボールに伝達される」という説明は、わかったようで意味がわからない表現だ。

まるでどこかの政治家の演説のようでさえある。

ジャンプアップするエネルギーがどうやってボールに伝わるのか、教えてもらいたい。

スイング解説には、このような表現が余りにも多く、それがまかり通っているから不思議だ。

物理学の専門家に聞いてもらいたい。

どれだけ矛盾した、意味のないことを言っているのか。

読者として気をつけたいのは、「書かれている活字が正しいこと」と鵜呑みにすることだ。

また、そのまま自分のゴルフに取り入れようとすることも危険なこと。

自分に合うものを咀嚼して、良いとこ取りをする工夫が必要。

そのためにも、確固たる自分のゴルフスタイルを持つことをお勧めする。

平成17831

 

<大東アイ316話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

   ティーを使ったパター練習

練習は、工夫次第で面白くもなり、効果的にもなる。

通常、パッティングの練習は単調で面白くないものだ。

しかし、最も時間をかけるべき領域であることに間違いない。

そんな時、練習方法を工夫することで、単調な練習が一転、面白くなることがある。

写真はティーを3本使った練習。

バッティングストロークの大きさとインパクトポイントの正確性を高めるのに効果的だ。

パターといえども、いつもスイートスポットでボールをヒットしているゴルファーは少ない。

ためしにフェースのヒールとトウ側ぎりぎりにティーを刺して、ストロークしてみると良い。

ヒールよりでヒットする癖のある人は、トウ側のティーをヒットするだろう。

反対にトウよりでボールをヒットする癖のある人は、ヒールのティー(写真の足に近い側のティー)を引っ掛けるだろう。

驚くことなかれ、このドリルで、自分の癖を始めて知るゴルファーのいかに多いことか!

後方のティーは、ストロークの幅を調整するもの。

タップ式のストロークでインパクトでパンチが入りやすいゴルファーは、後ろのティーの上にボールを乗せて、バックスイングでそのボールをティーから落とすように練習すればよい。

反対にバックスイングが大きすぎ、インパクトで力加減を調節する人には、後ろのティーに当たらないような練習が効果的だ。

とにかく、色々工夫をしてみることをお勧めする。

平成17830

 

<大東アイ315話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

CDを使ったアプローチ練習

写真は、アプローチショットのインパクトの瞬間。

CDの上にボールを置いて、ランニングアプローチ練習をする。

いらなくなったCDをゴルフ練習に活用することができる。

CDの裏側は、通常鏡のように反射する。

真中にボールを置いてパッティング練習をする。

CDに自分の目が映っていれば、目線の真下にボールの位置があることになる。

ランニングアプローチでは、正しいストローク軌道と正確なコンタクトの練習になる。

ガツンと入れば、CDが割れてしまう。

反対に、どれぐらいボールの上をコンタクトしても良いかの、トップが許される度合いも認識することができる。

芝生の少ない、ハードライの練習にもなる。

このCDからの練習で、ボールに対してダブらずに正確なインパクトが習得される。

あまっているCDは、捨てずにキャディーバックに入れておこう!

平成17829    

 

<大東アイ314話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

「ヘッドダウン」旋風

今週のヨネックスレディースのマンデー(予餞会)にトップで予選通過した竹村真琴選手。

まだ15歳の中学3年生のアマチュア。

初日は、宮里藍プロと同じ、イーブンパーの7位タイ。

小学生時代から、東香里ゴルフセンターのスチューデント会員になり、姉妹で練習に来ていた。

身体の大きさとほとんど変わらないキャディーバックを担いで、お父さんと仲良く練習していた姿が懐かしい。

昨年の全国中学生選手権では、あの宮里美香を破り優勝。

今年は、全日本ジュニアに優勝した。

そして、ツアーにも既に4試合出場し、予選落ちは1度だけとブレーク。

 

写真のフォロースルーを見て、誰かを連想しないだろうか?

そう、ポーラ・クリーマー同様の「ヘッドダウン」スイング(小生の造語)。

最近のジュニアでも、流行の形である。

今後、日米の女子ツアーを中心に「ヘッドダウン」スイング旋風を巻き起すかもしれない。

しかし、この形は、ジュニアしかできないので、真似をして身体を傷めないように、、、

平成17828

 

<大東アイ313話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

   「ゴルフ場 黒字6割に」

日本経済新聞によるとゴルフ場の収益の二極化が進んでいるとのことだ。

調査によると2004年度に黒字だったコースの割合は60%弱。

「合理化やサービス向上など経営改革の進展を反映し、前年よりも約5%増えた」と書いている。

「一方で赤字の割合も30%近くに増加した。全国のプレー人口減少が続く厳しい環境下で、本格的な淘汰の時代が始まりそうだ。」とのこと。

一コースあたりの売上高は前年対比2.0%減の約635百万円。

平均来場者数(18ホール換算)10%減の約4万3800人。

経営不振に陥ったゴルフ場を相次ぎ買収してきた米投資ファンドのローンスターや米ゴールドマン・サックスなどの積極的なコスト削減や運営テコ入れで再生の実績をあげている。

2004年度末時点での国内ゴルフ場数は前年より5ヶ所少ない2432ヶ所。

総入場者数は、37%減の約8421万人と1988年来の低水準だった。

これらの数字をみると、ゴルフ業界にとっては、大変厳しい状況である。

反面、ゴルファーに取ってみれば、ゴルフ場の低料金やサービス向上等、ゴルフが大衆スポーツとして根付く環境がいよいよ整ってきたことと言える。

今後、ゴルフ界発展のための更なる淘汰の時代が続くことであろう。

平成17827

   

 

<大東アイ312話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

最近のジュニアのスイングが変わってきた!?

 

今週の週刊パーゴルフに「ジュニアのスイング」が特集されている。

大東アイ286話で、ナタリー・ガルビスとポール・クリーマーのスイングを紹介した。

「な、な、なんだ?このスイングは!」と題して頭が落ちるインパクトの特徴を見た。

日本初参戦のNEC軽井沢トーナメントで3日間19アンダー。

堂々の優勝を飾ったポール・クリーマー。

スイングだけでなく、半端でないルーキーイヤーの活躍にもビックリ!

インパクト時に頭が沈み込むスイングは、間違いなく、今のジュニア界を中心とした特徴になろうとしている。

ゴルフスイングは、その昔「逆Cフィニッシュ」から「I字フィニッシュ」に変わってきた。

体重移動の大きい下半身を使うスイングからクワイエットな下半身へ。

左サイドのリードから、右手主導。

「ヘッドアップ」しないスイングから「ルックアップ」スイングへの移行。

そして、今回の「ヘッドダウン」(小生の造語)スイングが、新しい流れか!?

日本を代表する宮里美香、伊藤涼太選手のスイングを見てもらいたい。

インパクトで確かに頭が沈み込んでいる。

これは、インパクト時に頭が上がる尾崎将司プロと、全く逆の動き。

頭が沈み込む「ヘッドダウン」スイングが、世界の潮流になる日も近い!?

平成17826    

 

<大東アイ311話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

50種類以上の使い方が出来るレッスン棒

お医者さんが聴診器を身に付けているように、ティーチングプロの必需品に「レッスン棒」がある。

これは、シャフトと同じ太さの木材の両方にグリップをさしたもの。

誰でも簡単に作れる物だが、これがなかなかの優れもの。

 

地面に置いて目標方向に合わすことにより、ターゲットラインを示す。

通常はクラブを地面に置いて練習するが、このレッスン棒を使えばより明確になる。

上半身の前傾角度を、レッスン棒で示すことも可能だ。

生徒さんに「背骨を30度前傾しましょう」と言葉で言っても判りにくいが、レッスン棒をかざして、実際に視覚に訴えることによって、前傾の角度が共通認識となる。

写真のように胸の方向を示す道具にもなる。

バックスイングやダウンスイングの軌道を矯正することにも使える。

身体を触れられることのに抵抗のある女性の方も、この「レッスン棒」があれば、ことたりる。

とにかくレッスンには、欠かすことのできない魔法の棒である。

キャディーバックに入れておくことによって、ドライバーを保護できるので、皆様も是非、1本持たれることをお勧めする。

平成17825